Four Tops "Before Motown"

 久しぶりにフォー・トップスを聴き返してた。リーヴァイ・スタッブス率いるボーカル・グループはモータウンと契約前に数年間、あちこちのレーベルでシングルを吹き込んでた。どの程度、Youtubeで見つかるかって企画。

 このジャンルはマニアが多く、あっさり色々と聴けた。改名前、Four Aims時代のシングル"If Only I Had Known"(1956)は無し。流通してるのかな?ネットでシングルの通販サイトは上手く探せず、相場観が無い。

 さて、まずディスコグラフィー。チェスでは未発表曲もあるそうだ。このページが一番詳しいかな。Four Aimsの前にスタッブスはThe 4 Falconsで活動。four topsに参加するローレンス・ペイトンはThe Thrillersの名義でシングルも出したらしい。
http://www.soulfulkindamusic.net/fourtops.htm

Hip-Oが01年にリリースの4枚組BOX "Forever"に3曲が収録されてた。以下の(★)がそれ。
 このBoxはAmazonで流通が無い。Discogsで曲目リストを貼っておく。
https://www.discogs.com/ja/Four-Tops-Fourever/release/1185391

Discography :

(a)1953 - I'm Gonna Live My Life Alone / Lessy Mae(Thrillers 167)
 :A面のみYoutubeにあり。
https://www.youtube.com/results?search_query=I%27m+Gonna+Live+My+Life+Alone
(b)1953 - Mattie, Leave Me Alone / The Drunkard (The Thrillers 170)
https://www.youtube.com/watch?v=sfM7LfZMXeY

The Four Aims
1956 - If Only I Had Known / ? (Grady 012)

The Four Tops

(1)1956 - Could it be you(★) / Kiss me baby (Chess 1623)
https://www.youtube.com/watch?v=Nf93BsIVlTs
(2)1956 - Woke Up This Morning (Chess) (Unreleased)
https://www.youtube.com/watch?v=okICL-7gljk
(3)1956 - All my life (Chess) (Unreleased)
(4)1956 - I'm My Baby's Sitter (Chess) (Unreleased)
https://www.youtube.com/watch?v=ueJvpXJSmlg
(5)1960 - Ain't That love(★) / Lonely Summer (Columbia 41755)
https://www.youtube.com/watch?v=YqdPoEw-HOs
(6)1962 - Pennies from heaven (★)/ Where you are (Riverside 4534)
https://www.youtube.com/watch?v=SagMrs6V5_o

 上記のYoutubeリンク先ではB面曲もあっさり聴けた。すごいな。
 (1)A面はドゥワップからR&B寄りのアレンジ。シンプルな楽曲だが、パンチ力ある歌声の片鱗はちらっと伺わせる。(1)-BはもろにR&B。リトル・リチャードが"Long tall Sally"をヒットさせたのは、この翌年。歌い方だけでなくタイミングとか、ヒットには微妙な運もあるんだな。
 
 (2)もアップテンポのドゥワップ。全体的に軽い。(4)はもっと軽快でリード・ボーカル以外はソウルフルさ抑えて、爽やかに決めた。双方ともパンチ力が足りず、未発表に留まったか。

 コロンビアに移籍した(5)のA面はスタッブスのオリジナル曲。走り気味の前のめりなリズム、サビでの跳ねる感じなどポップで良い。ヒットしてもおかしくない。
 定番通りB面はスロー。ハチロクだが一拍目の裏から食う譜割が優雅で良い。ピアノ伴奏に厚いコーラス。録音はラフだがちょっと大人向けの世界観で、スタンダード風に決めた。

 (6)のA面はモータウンでも不思議でないアレンジ。逆にベースやドラムのノリが、モータウンほどエグくなくあっさりしたR&Bに仕上げた。ひっきりなしにハーモニーを入れ、賑やかに盛り上げる。これも軽快でかっこいい。
 B面はラテンっぽくテンポを落とした。こうしてみると、この楽曲も大人向けのエレガントな市場を狙ってる。ティーン向けの派手さは無い。このころの購買層って、ジャズ・クラブなど大人な市場狙いだったの?当時の時代感がよくわからない。

 (6)のあとモータウンに移籍。1stシングル"Baby I Need Your Loving"(1964)が全米11位のヒット。翌65年に"I Can't Help Myself(Sugar Pie Honey Bunch)"を全米1位へ送り込むわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=joqjBAJx4ZA
 "Baby I Need Your Loving"ではぐっと親しみやすさが増し、賑やかなスネアと粘るベースを軸にキャッチーさがこれ以前の曲と比べて段違い。当時のモータウンが、いかに派手なアレンジしてたかわかる。
 ついでに楽曲の狙いもティーンへ10歳ほど下がった気がするな。

 そして"I Can't Help Myself(Sugar Pie Honey Bunch)"へ。まずは動画から。
 これはカラーだがいつ頃の映像だろう。カラオケじゃなくその場で歌ってる。コーラスはあてぶりかな。カラオケ音源って既にこのころ、存在してたの?
https://www.youtube.com/watch?v=qXavZYeXEc0

 シングルのテイク。微妙に喉がひっくり返るところや弾けるシャウトまでひっくるめて、細かい歌のニュアンスにカッコいい魅力が一杯だ。
https://www.youtube.com/watch?v=s3bksUSPB4c

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