黒田京子のレア音源

 Youtubeを何気なく検索してたら、驚く音源が違法アップロードされてた。

 黒田京子と篠田昌已のデュオ音源で、Omba Recordsからカセットのみ発売の"Duo"(1988)。今は廃盤、CDやMP3での再発も無いはず。音源は88年8月30日に吉祥寺Manda-La2でのライブ。
https://www.discogs.com/ja/Kyoko-Kuroda-Masami-Shinoda-Duo/release/614247
 
 Youtubeに上がってるのは、
 A1"Improvisation"
 A2"Pitter Parther Patter"
 A4"Fiesta"
 
 B1"Shinda Otoko-No Nokoshita Mono-Wa (What The Dead Man Left)"
 B2"Machi Kara Kita Oyome San (The Bride From The City)"
 B3"Joshua Fit The Battle Of Jericho"
 B4"Song Of Moldau"
 B5"Hymn To Freedom"

 と,"Das Lied Vom Förster Und Der Schönen Gräfin"。最後の曲はDiscogsのトラック・リストに無い。どの曲だ?
 消去法ではA4 "Ballad Of A Forester And A Countess"になるが。

https://www.youtube.com/watch?v=atFu_Jv8img
https://www.youtube.com/watch?v=XVWHEiWlIWI
https://www.youtube.com/watch?v=yarZi8_y-SI

https://www.youtube.com/watch?v=Ebsd9wkjPTo
https://www.youtube.com/watch?v=hOV82yvySXw
https://www.youtube.com/watch?v=xbVOTGdTfWI
https://www.youtube.com/watch?v=zDH_Q1XuL4M
https://www.youtube.com/watch?v=zSsF1C_MDEU

https://www.youtube.com/watch?v=cKO8siJYl14

 アップロードした"Mors Mea"はカセット・コレクターらしく、他にもいろいろマニアックそうな音源を上げている。どういう音楽か、知らないのばかり。
 この音源も上記で全曲上がってることになるはず。

 なお上記最後の動画は14年8月にアップ。理由不明だが、以下のFacebookコミュニティに情報欄でリンクが貼られてる。
 https://www.facebook.com/Epiphyte-226424367561419/
 なのに他の動画は昨年6月のアップ。どういう脈絡だろ。妙に合間を置いてる。
 
 まあいい。とにかく音楽だ。PAアウトでなくオーディエンス録音なのか、観客の咳払いや食器の音もうっすら聴こえる。テープ劣化か元々か、それなりにブーミーで音質はモコってる。
 
 それと音楽の価値は別。
 ほんのり影を持った欧州風味の即興が、しとやかに展開した。
 篠田のサックスが軋み、絞られた。黒田のピアノは丁寧だが時にアタック強く迫る。フリー気味に疾走の場面もあり。
B2では黒田の歌からセッションに雪崩れた。歌謡曲っぽい節回しだが、有頂天に通じるアングラなニューウェーブ色もほんのり感じてしまった。

 総じて二人ともアドリブ・ソロをまわしあい自己主張の物語を描くより、音の流れで異世界情緒あふれる"場"を作りあってるかのよう。ジャズのセッションよりも、もっと舞台に近い。 
 今でもライブ現場はリアルタイムで、色んな面白い音楽があるのは分かってる。だが過去に目をつぶってしまうのも勿体ない。昔の音源だって、色々聴きたいよ。だからこういう発掘はありがたい。ブートではあるが、オフィシャルで聴けないし(いいわけ)。

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