Hard To Get (1979/81)【Prince未発表曲】

 みずみずしいパワーにあふれたロックな曲。
 

 プリンスはデビュー当時、敢えて素直にロックな曲もやっていた。戦略と言うより、子供のころから聴いてた音楽を素直に表現してただけではないか。これも、そんな一曲。
 元テイクは79年にさかのぼる。仲間を集めてバック・バンドを結成。The Rebelsと名付けた。

 メンバーは以下と伝えられる。
Prince - co-lead vocals and all instruments
André Cymone - co-lead vocals and bass guitar
Bobby Z. - drums
Dez Dickerson - guitar
Dr. Fink - keyboards
Gayle Chapman - keyboards

 2ndアルバム"Prince"を録音前、このメンバーでスタジオに入った。その時の楽曲のひとつだ。セッションの全音源はこちら。

 かなり音が悪い。でも、貴重だからいいじゃんね。こういう商業的に発表しづらい音質のソースこそ、拡販ツールとして有効活用し、無料配信とかで公式が容易に聴けるようにして欲しいもの。

 さて"Hard To Get"。その際に録音された曲で、抜き出したものが本エントリ左側になる。打ち込みでなくバンド・サウンドでDr.フィンクの軽快な鍵盤と対になるように、気持ちよさそうにプリンスがギターを弾きまくる。
 シンプルなフレーズを元にしたファンク・ロック。曲想が明るく、キャッチーな仕上がりだ。むしろ分かりやすぎ、と判断したのかな。没が勿体ない。

 数年後の81年に、プリンスはこの曲を再録音した。上の右側がそれ。
 キーが下がってる・・・のかな?楽典はわからないが、ちょっと雰囲気が重ために変わってる。こっちはプリンスの多重録音らしい。
 拍手はリズム・ボックスだろうか。すっきり爽やかな仕上がりだが、ちょっと大人しくこじんまりまとまった気も。どっちか選ぶなら、ぼくは79年バージョンを推す。ブートでは1分程度の短いバージョンも出回ってた。

 今回上に貼り付けた、二分半の81年バージョンは初めて聴いた。あったのか、こういう長めのテイクも。やはり3分持たずフェイドアウトしてしまうのだが。

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