老いと好奇心のバーター

 このところ、音楽が面白くて本を全く読んでなかった。だがたまたま、喜国雅彦の本をまとめて読んで、いろんな好奇心がじわっと滲む。
   

 喜国雅彦はマンガも面白いが、本棚探偵のエッセイも好き。今回、まとめて読んだのは、
2013「キクニの全県ラン 走りたおすぜJAPAN!」
2009「東京マラソンを走りたい」
2012「シンヂ、僕はどこに行ったらええんや」
2011「本棚探偵の生還」・・・など。

 10代の頃は無限に時間があると思ってた。20代には「定年になったら悠々自適で音楽と本を読みまくるぞ」と思ってた。
 40代半ばを過ぎて、記憶力減退と体力の衰えと老眼のめんどくささを実感している。さて困った。
 多少、保守的になったとはいえ好奇心は無くしてないつもりだ。だが、老いはひたひたと身体を侵食してくる。

 そんな中「歳取ってからマラソンをはじめた」という喜国のエピソードを知り、面白そうだと読んでみたのが冒頭の2冊。走るなら道具立ての予算は少ないだろう。
 「シンヂ、僕はどこに行ったらええんや」は東日本大震災のボランティアをつづったブログを元に書籍化したもの。「ボラ」って略すセンスが、自分に無いなあと感じ入る。
 タイトルに上がった"シンジ"がマラソン本にも登場するし、へえ、ボランティアやってたんだって興味から手に取ってみた。
 最後の「本棚探偵の生還」は読みそびれてたから。調べたら「最後の挨拶」も出てた。ありゃ、気づかなかった。

 あと、「ROCKOMANGA!」も面白そう。BURRN!誌で23年連載してたマンガをまとめた本と言う。ヘビメタはろくに聴いたことないけど・・・。
 

 喜国はまじめな人だと思う。真摯に自分の発想やモチベーションと向き合い、理論立てを試みて一貫性を持たせるところが興味深い。
 Amazonによるとため込んだ古本を処分していく過程が書かれてるらしい。ため込んだコレクションを処分って、いろんな思いや発想の転換が必要だ。どんなふうに書かれてるか、楽しみ。そのうち読もう。

 そう、僕は歳取ってから、どういうふうに自分の趣味と向かい合うか考えている。記憶力が減退してるので、昔聴いたものを覚えてない。昨年末から「聴いたものをちょっと詳しくブログに書いてみよう」ってのを、続けてきた。

 これが既に苦痛になっている。強迫観念で「毎日続けねばだめだ」と予約投稿を繰り返し、二週間先まで溜まってはいるのだが。何を書こうって思いが先立ち、何を聴こうって発想の縛りになる。本末転倒だ。

 もっと伸び伸びと趣味を楽しみたいんだがなあ。

 あと、老眼。今、本読むときのピント合わせに苦労している。こないだ老眼鏡を作ろうと思ったが、中途半端なピントらしい。今の眼鏡から度合わせを試みたが、設定が変わらなかった。朝と夜でも見え方違うものな。

 となると、やはり電子書籍。まだまだ一般化してないが、自在にフォントの大きさを変えられるので、老眼に優しい。
 古本も電子書籍化してくれないか。ふっと見かけたこの本、読んでみたいのに。古本ですら、プレミアついているけど・・・。
 「男のサウンド149の戦略―精神的おしゃれ学入門」(1974年:野口久光/中村とうよう;著)


 ちなみに、ランニングはまだ始めてない。まず、ウォーキングからね。靴買ってからね。ああ、いつ買いに行こう。買い物行くのがめんどくさい。これも老いと言うものか。

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