Stone (1995)【Prince未発表曲】

 ミドル・テンポのメロウなメロディが魅力的な佳曲。

 打ち込みビートに簡素なギター・カッティング。ときおり載る鍵盤の軽やかなフレーズ。か細げな声質で、ときおりファルセットも混ぜたプリンスの歌声が良く映える。多重ボーカルで厚みを出す一方で、トラックはシンプルに抑えた。
 男女の違うハーモニーもいるように聴こえるが、あれもプリンスかな。

 サビ部分の甘いメロディ展開が、すごくキャッチーだ。平歌はこの数年前に発表の"Cream"(1991)に通じる、密やかなファンクネスも漂う。
 さまざまな音域を使って、メロディ・ラインを魅力的に仕上げるボーカル・アレンジが見事。

 ブート業界では"Nothing Left 2 Give"や"Heart Of Stone"とも呼ばれる。もともとはダラスの女性黒人シンガー、Sandra St. Victorのために書かれた曲らしい。
 やたらキャッチーなのは、他の人に提供を意識したためか。

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