悩ましい電子書籍の価格設定

国会図書館が今年4月の「オンデマンド製本」(http://alturl.com/zt4ht)ビジネスに加え、Kindleでのパブリックドメイン古書(http://alturl.com/injbx)も始めた。
( )内URLで、Amazonの当該ページに飛べる。


オンデマンド製本は1冊1000~3000円程度。Kindle古書は100円設定だ。どちらも和書や初版から写真製版し、当時の風合いを楽しめる趣向らしい。
特にKindle古書の価格設定が微妙だ。ビジネス言うほど儲かるかは、知らない。だが国会図書館主導のお役所仕事じゃなく、企業主体の活動にも見える。

旧仮名はおろか、江戸時代の和書なんてとても読めない。だが手持ちのタブレットに"東海道五十三次"入れて、ときおり眺めるのも風情があっていい・・・かあ?

オンデマンド製本ならわかるが、電子データで和書や古書を見たいものか、良くわからない。100円ならいいか、って気もする一方で、客単価上げたほうが良いんじゃ、って気もする。

電子書籍の辛いとこは「所有」できないとこ。配布元がつぶれたら、全てパア。AmazonやAppleなら、しばらくは大丈夫かもしれない。
とはいえこのところ紙と電子書籍で、さほどの価格差が付かなくなってきた。その割に売れ線の小説中心で、持ち歩くのが重たいノンフィクションなどは、あまり電子化されたイメージが無い。

前にも書いたが、電子書籍の最大メリットは「重たい本を電車の中で気軽に読めること」。サラリーマン的には、これをぜひ享受したい。

例えば塩野七生の「ローマ人の物語」。非常に面白いが、単行本だと重い。文庫本だと割高だ。このシリーズ、Kindle版が出始めた。価格は一冊あたり、900~1500円程度。あまり安く無い。

紙書籍なら単行本が2000~3000円程度。文庫だと3分冊くらい。文庫一冊500円として、単行本の1冊分換算で1500円。
文庫とKindle版で、値段がさほど変わらない。なら、文庫買っちゃうかなあ。所有できるし。

安けりゃいい、ってものじゃないのは理解する。だが所有できない物へ、所有できるのと似たような値段を出すのはためらう。幾らだったら電子書籍版を買うかなあ。

i-phoneにkindleアプリ入れてるが、結局はあまり読まない。電池食うのが嫌なのと、なにより目が疲れるから。まだ紙の方が目に優しい。画面照度変えたり、工夫してるが未だに電子書籍を気軽に読める明るさや環境が、良くわからない。
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