By Alien Means (1988)【Prince未発表曲】

 リズムとシンセ、そして多重ボーカル、静から動へ向かうダイナミズムあり。

 マドンナの4th"Like A Prayer"(1989)向けに提供したが、マドンナが録音に至らなかった。91年にIngrid Chavezへ再提供を試みたとのうわさもあり。彼女のペイズリー・パークから発売の1st"May, 19, 1992"に、この曲は収められなかった。


 本テイクはいずれにせよデモとは言えぬ完成度。打ち込みと鍵盤の簡素なアレンジは、プリンスの場合だと手抜きでなく引き算の美学に聴こえる。いずれにせよ、裏声の歌声は次第にダビングのコーラスで、複雑な歌のラインに変わっていく。
 
 ざくざく刻むパターンのこの曲、華やかな響きは"Diamonds and Pearls"(1991)にも通じる穏やかさがあるな。
 エンディングではギターも現れ、一気にファンクな雰囲気へ。リズムが抑えめだが、どんどんシンセも派手になり、ライブの盛り上がりも予感させる展開だ。

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