坂本龍一

 過去作品を聴き返してる。作品が膨大で、今一つ全貌がわからない。

 YMO時代に各メンバーのソロにも興味持ったが、いちばん坂本がわかりづらかったな。コラボとかカクトウギ・セッションみたいな参加盤とか。まだ情報をたどるすべがなく、"ディスアポイントメント・ハテルマ"(1976)なんて存在も、当時は知らなかった。
 今はネットで情報がある一方で、どれも微妙にたどりづらい。

 時系列で、ソロや提供コラボなどを一覧できるリストがあるといい。結局、頭の中で覚えるのが一番早い・・・のだが。今や、そんな記憶力は加齢で無くなってしまった。

 なまじネットで中途半端な記録があちこちにあるせいで、どんどん記憶しようという労力が減じている。ワープロ出たとき漢字を忘れ、携帯普及して電話番号忘れるのと一緒だ。
 しかも膨大な情報が次々現れるため、過去の情報を吟味しようって地に足の着いた記憶の整理もおろそかにしてる気がする。さらに老化とともに記憶力も減退だ。ああ、知恵と知識はどこへ行くのだろう。

 さて、坂本龍一。Wikiのディスコグラフィたどってたが、どうやら"ディスコード"(1997)あたりで、完全に僕の印象は混乱してる。リアルタイムで夢中になり聴いてたのは、"音楽図鑑"(1984)から"ビューティ"(1989)まで。ここからちょっと目を離した。オールディーズやソウルへどっぷり興味が映ったせいもある。

 "1996"(1996)はリアルタイムで聴いたな。ワールド・ミュージックにも当時は興味あったので、「おー、ジャキス・モレレンバウムだ」と思って。ひねくれたアプローチではある。
 このころから坂本はベスト盤が乱発され、何がオリジナル・アルバムかわからなかった。「見たら全部、買えばいい。そしたら抜けは無い」・・・ってのは、当時に会社の同僚が言ってたこと。でも限られた予算で、聴いたことある曲のみのベスト盤まで手を伸ばす余裕はなかった。

 気がつけば、未聴の山。さらに今はPCオーディオに移行しており、アルバム・ジャケットの肌触りって印象も希薄になった。どれを聴いて、どれがまだか記憶あやふや。
 ならば手持ち音源をしっかり聴こう、と思いが戻りなおさら未聴盤へ手が届かない。

 贅沢な話ではある。聴きたい音楽が目の前にあり、聴いてない音楽もちょっとポチれば手に入るのだが。

 坂本龍一の魅力は、小刻みなリズムやフレーズの組み合わせ。和音の緩やかでロマンティックな響きも素敵だが、ミニマルな譜割が重なる奥深さが心地よい。
 だから近年のアンビエント寄りな盤も好物だが・・・やっぱり、リリースが多すぎて追いきれてない。
 
 例えばAlva Notoとのコラボ・アルバム。今は"vrioon"(2003)を聴いてるが、他にも"insen"(2005)と"revep"(2006)、"utp_"(2007)もある。"summvs"(2011)もあるが、この盤は日本のWikiに載ってない。聴き漏れるじゃないか。だれかwikiへ書いてる人、よろしくどうぞ。ぶっちゃけ、この何枚かは存在すら、今初めて知った。
 しかしどれを聴いて、どれを聴いてなかったっけ・・・?

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