"Life think it over" Count Basic(1994)

 オーストリアの歌ものアシッド・ジャズ。


 英語歌詞で、はなから世界市場を狙っう路線をとった。本盤が1st、今までに8枚のアルバムを出して今も活動を続けてる。

 主要メンバーは作曲などを担当のギタリストPeter Legatと、NY出身のボーカリストKelli Sae。ただし本盤ではピーターのソロ・プロジェクトなジャケット・デザインだ。
 ボーカルもケリーは4曲のみ。も一人本盤ではValerie Etienneが3曲を歌ってる。今のCount Basicのサイトで、ヴァレリーはいなかったことになってるけど。

 今はMartin Fuss(Reeds),Josef Burchartz(tp),Martin Ptak(tb),Dieter Kolbeck(key),Albin Janoska(key),Willi Langer(b),Dirk Erchinger(ds),Laurinho Bandeira(per),Biti Strauchn(cho),Zhana Saunders(cho)に、過去のメンバーとしてBumi Fian(tp)との大編成が、Webには正式バンドとしクレジットあり。

 このうち本盤時点で参加はDieter Kolbeck(key)、Willi Langer(b)のみ。長い年月を経てメンバー変遷はあるようだ。
そもそも本盤参加のRichard Bailey(ds)やRandy Hope-Taylor(b)はインコグニートのメンバー。プロデューサーのErnie McKone(b)が参加のバンド,eMUのメンバーCrispin Taylor(ds)も演奏など、本盤はバンドというよりプロジェクトだったのかも。

 打ち込みでなく生演奏ので、ファンキーさはソウルよりもやはりジャズ寄り。ホーン奏者や鍵盤がやたら多くクレジットされてるし、バンド名からもビッグ・バンドを意識かも。
 だが耳障りはホーンが時に分厚い点を除けば、コンボ・ジャズ寄りな感じだ。ピーターは自らのソロにこだわらず、サウンド全体のダンサブルさに注力した。もちろん(5)のように華やかで重心の軽いギター・ソロも聴かせるけれど。

 (3)、(5)、(11)がヒット曲と彼らのWebに記載はあるが、確かめるすべがない。だがまあ、初手から売れてはいたみたい。
 これは2011年のライブ映像。


 スタイルのみをジャズから抜き取り、クラブで踊らせることを主眼にしたため、音楽にコクとか深みは感じられない。けれども演奏が機械仕掛けじゃない分、まだ聴けるかな。 汗のかかないクリーンな熱気。アシッドジャズらしい、一枚ではある。

 ぼくは歌ものよりタイトでクリーンだが凝ったアレンジの、インストのほうが素直に聴けた。決してテクニックひけらかしではないけれど、スマートでじわじわ迫るダンサブルさは心地よい。特に(8)とか、スムースでおしゃれな深夜FMにも似合いそう。
 アシッド・ジャズ一辺倒でなく、妙に軽いフォーク・タッチの(11)を入れるとこは、ちょっとサウンド・コンセプトにブレがある。

Tracklist:
1.Prelude 0:16
2.Is It Real 3:46
3.All Time High 3:45
4.Healer 4:25
5.M. L. In The Sunshine (Instrumental) 4:35
6.Joy, Peace & Happiness 4:08
7.Animal Print (Instrumental) 5:16
8.Strange Life 5:15
9.Hide & Seek 4:14
10.Jazz In The House 5:34
11.So Close 3:50
12.Walk Tall (Instrumental) 4:15

Personnel:
Credits
Bass - Randy Hope-Taylor, Willi Langer
Bass, Producer - Ernie McKone
Drums - Crispin Taylor, Richard Bailey
Flute - Dan Lipman, John Earl
Guitar, Co-producer - Peter Legat
Guitar, Producer - Oisin Little
Horns - Christian Radovan, Ernst Lamprecht, Fayyaz Virji, Kevin Robinson (4), Niki Friesenbichler
Keyboards - Dieter Kolbeck, Matt Cooper, Michael McEvoy, Toby Baker
Percussion - Thomas Dyani-Akuru*
Saxophone - Martin Fuss, Patrick Clahar, Thomas Huber
Vibraphone - Maxton "Gig" Beesley Jnr.
Vocals - Kelli Sae, Valerie Etienne

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