TZ 7334:Masada "Live at Tonic 2001"(2001)

 TZADIKから全6タイトル発売のMasada Liveシリーズ、第5作目。お膝元のNYで、当時はホーム・グラウンドなTonicでの2枚組だ。なぜか本盤のみ、Amazonで出てこない。廃盤?


 録音は2001年6月16日、同年9月にサクッとリリースされた。当時は最新鋭のMasadaを披露した格好になる。2セット構成のライブを、それぞれのCDに収めた。

 1stはどことなく寛いだムード。2ndがテンションあがってる。Masadaは名手ぞろいで演奏にムラは無い。破綻無いアンサンブルの出来を左右は、各人のテンションとアンサンブル自身の噛み合い、すべてにかかってる。
 とはいえそれぞれのセットの特徴へ触れるには、相当聴きこまないとダメだ。まだぼくはツルッと聴いちゃってる。いずれじっくり、本稿の感想は書き直そう。
 
 セットリストの観点でも、2ndのほうが特筆感あり。
 セットごとに入れ替えのステージ構成で、それぞれのセットでアンコールも行われた。1st setでは最終曲が、2nd setでは後半2曲がアンコール。後半に至っては2曲で20分を超える大盤振る舞いの盛り上がりだ。

 各セットで共通の演奏曲は"Acharei Mot"、"Kisofim"、"Malkhut"となる。"Malkhut"のMasada版は、本盤でしか聴けない。
 ただし各セットの構成が決まってるわけでもない。"Acharei Mot"は1stだと中盤、2ndではセット最終曲。"Kisofim"は2ndだとアンコールで演奏した。"Malkhut"は1stだとエンディング曲、2ndでは中盤に演奏だ。
 ジョン・ゾーンがその時点で気に入ってた曲を、無造作に次々演奏してたってことか。

 逆に珍しいところでは2nd setの"Galshan"。本盤でしか聴けない曲だ。
 同じく2nd での"Lilin"も珍しい。Masadaでのテイクは本盤しか公式リリースが無い。Bar KokhbaやElectric Masadaでの定番曲だが、同じように十数分かけてじっくり演奏する。アレンジが変わっても曲の長さが大まか同じなのが、なんか面白い。

 スタジオ10部作の最終盤"Yod"を発売が1998年。まだこの当時のMasadaはこなれておりながら、現役バンド感が残ってた。このあとも断続的にMasadaは活動するが、どうしても興業的なファンサービスの色合いが強く鳴る。

Personnel:
John Zorn: saxophone
Dave Douglas: trumpet
Greg Cohen: bass
Joey Baron: drums

 おまけ。Masadaの99年Tonic公演映像があった。


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