Paradox "Drifting Feather"(1971)

 Youtubeで見かけた、ポーランドのジャズ・プログレ。不思議なロマンティックさだ。



 詳細クレジットは動画記載のモノを以下に転記する。アコースティック編成で、ドラムレス。as,tbの2管フロントにvc,g,bの変則クインテットだ。リズム楽器を置かず、クラシックやラテンなどの欧州風味を取り入れたジャズか。
 グルーヴは主にベースが作り、ギターやチェロがアクセントを強調する。

 Discogsに記載は本盤1枚のみ。後述するが2枚目は出さず解散のようだ。
 04年にCD化もポーランドでされており、いちおうAmazonにも記載ある。えらくプレミアついてるが。


 ディスク・ユニオンも輸入しており、何枚かは日本に流通してる様子。しかし凄いな、ユニオン。このレーベルの音源を何枚も日本で販売してる。中古においそれと出ないかもしれないが。
 http://diskunion.net/portal/ct/list/0/0/13278/0/0/0/20/0/0

 全7曲。耳ざわりは優しく、柔らかい。楽器のソロ回しで、曲の印象が変わるかのよう。ギターだとフラメンコっぽいし、サックスだといきなり風景がフリー寄りのジャズになる。だがトロンボーンが加わると、とたんにクラシカルな風景へ。

 上の映像で17分40秒あたりの、クラシックとジャズを混ぜた妙にユーモラスな音像が楽しいな。そのあとの場面展開がクルクル変わるミクスチャーな音像も。厳かな音像がギターの爪弾きでいきなりセンチメンタル、サックスが切なくソロを取る。

 全体的にアンサンブルとソロ回しがいい感じで塩梅されてる。たっぷりとアドリブを取り個々を目立たせる一方で、破綻しないアレンジだ。完全なフリーへ雪崩れないところが、時代であり彼らの真面目なとこって感じ。
 アドリブ一発録りではなく、ダビングも施し厚みを出している。

 検索してたら彼らの経歴と思しきページ有り。機械翻訳を元に整理するが、正確には原文へあたってください。
http://jazzforum.com.pl/main/news/40-lat-paradoksu

 最近、結成40周年ライブを2daysで行った。
 68年に地元のジャズフェスで優勝、活動を始めるが、ファゴット奏者のトーマス・ソスノフスキー(ファゴット)とドロシーSzafnicka(Vln,Vo)が脱退。
 71年には米英の芸術祭に参加した。1stアルバムで本盤"Drifting Feather"を70年に発表。
 その後もメンバー交代があり。72年はドラム入り遠征になった。以降も活動し、多くの賞を獲得らしい。74年に解散。

 ・・・機械翻訳のエッセンスは、こんなとこか。なお本バンドメンバーを個別検索しても、いまひとつ引っかからない。Włodzimierz Szląskiewiczは数年前のライブ告知は見かけた。

 極上の名盤とは言わないが、クラシックを咀嚼したジャズ・プログレとしてはなかなか楽しい。なんでアヴァンギャルド扱いかは不明。しごくオーソドックスだと思う。終盤の曲でエコーをぶいぶい効かせて、サイケで抽象的なイントロを作ったあたりに着目かな。

Label: Polskie Nagrania Muza ‎-- SXL 0745 (Polish Jazz vol. 26)

Credits:
Alto Saxophone -- Włodzimierz Szląskiewicz
Cello -- Michał Górny
Classical Guitar -- Sławomir Piwowar
Double Bass -- Stanisław Kulhawczuk
Trombone -- Andrzej Brzeski

Tracklist:
A1. Malaguena
A2. Intymne Życie Wuja Leona (Uncle Leo's Intimate Life)
A3. Czy Są Świeże Jaja, Czyli Na Podwórku Pani Bronki (Do You Have Fresh Eggs, Or In Mrs. Bronka's Backyard)

B1. Lotne Piórko (Drifting Feather)
B2. Pietrek (Pete)
B3. Kokoszka Babuni (Grandma's Hen)
B4. Ploteczki Cioteczki (Auntie's Chitchat)

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