TZ 7317-4:Painkiller "Collected Works" (1998)

 スラッシュ・トリオ、ペインキラーの過去音源のほとんどをまとめた盤。

 ペインキラーもTZADIKでジョン・ゾーンはアーカイビング化した。本盤はディスク0-3まで、変則的なナンバリングをされた4枚組CD Boxでの集大成。構築アンサンブル志向のネイキッド・シティと対比のように、即興へより軸足置いたバンドがペイン・キラー。
 ナパーム・デスのドラマー、ミック・ハリスとプロデューサーで名高いビル・ラズウェルによるトリオ編成だ。後にドラマーだけ変え、ペインキラーは幾度も復活した。

 まず活動当初のディスコグラフィー視点で、本Boxとの関連を見てみる。
[Discography]
A:Guts of a Virgin EP (Earache, 1991)
B:Buried Secrets EP (Earache, 1992)
C:Rituals: Live in Japan (Toy's Factory, 1993)
D:Execution Ground (Subharmonic, 1994)

 本ボックスはDisc 0にAとBを収録、Disc 1-3でDを収録した。日本でのライブ盤、Cは本ボックスに未収録。契約の関係か?Disc 3は当初リリースは日本でのライブ音源だった。ここにヤマタカ Eyeが参加した。

 Disc 0の最後に、"マリアンヌ"をボーナスでに収録してる。これは巻上公一のソロ"殺しのブルース"(1992)をジョン・ゾーンがプロデュース。灰野敬二を招いてペインキラーがバッキングしたもの。

 抽象的な展開を存分に吹きまくった。実際にはスピード一辺倒でなく、アンビエント路線もペインキラーでゾーンは追求する。自由に伸び伸びと演奏が、ペインキラーのコンセプトだったのかもしれない。
 表面的にはゾーンの軋むフラジオにやジャケット・デザインに象徴される、グロテスクなスラッシュ差が目立ってしまうが。

Personnel:
John Zorn: Vocals, Alto Sax
Mick Harris: Drums, Samples, Vocals
Bill Laswell: Basses, Samples

Justin Brodreick: Guitar, Drum Machines
G.C. Green: Bass
ヤマタカ Eye: Vocals
灰野敬二: Guitar
巻上公一: Vocals



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