貴重なジョン・ゾーンの音源

Youtubeを渉猟してると、時たま目を疑う音源が現れる。著作権的に問題あるのは分かるが、なんとかこういうのは聴ける状態にしてほしい。

 今年6/13にアップされており、ぼくが知る限りブートレグでネットにこの音源が流出したことは無い。ジョン・ゾーンが1986年5月25日にスイスでのライブ。FM放送音源なため、音質は良好だ。

 Hsu FengとSonny Clark Memorial、二つのユニットのライブ。Hsu Fengとは、ジョン・ゾーンのゲーム・ピース"Xu Feng"のこと。アルバムでは"Xu Feng"(2000)のリリース有り。
 もっとも本盤と、このライブ音源ではメンバーが全く違う。"Xu Feng"のルールを良くわかっておらず、同じコンセプトかも不明だ。
 
 これらの映像(1987年カナダでのライブ映像!!)でも"Xu Feng"と"Sonny Clark Memorial"が見られるため、たぶん間違いない。この2ユニットをお披露目でワールド・ツアーしたんだろう。
 

 "Xu Feng"の演奏メンバーはこちら。
George Lewis - trombone, voice
Bill Frisell - guitar
Michael Vatcher - drums, perc., voice
Steve Beresford - piano, organ, computer, percussion, trumpet, voice
David Weinstein - synthesizer
Bruno Gattiker - cello
John Zorn - conductor + prompter

 さて、続くは"Sonny Clark Memorial"。ピアニストのソニー・クラークに敬意を表したユニットで、"Voodoo"(1986)のアルバムがあり。本盤の参加メンバーは、
John Zorn: alto saxophone
Wayne Horvitz: keyboards
Ray Drummond: bass
Bobby Previte: drums
 ・・・つまり、"Xu Feng"と全くかぶりが無い。

 えらく豪華なライブツアーするなあ、と思ったら。更にオチがあり。ここで僕は狂喜した。
 まず前述の"Sonny Clark Memorial"ライブ映像。御覧のように、4人組のコンボ・ジャズだ。だけど"Xu Feng"メンバーにフリゼールとルイスがいるならば、"News for LULU"ができるじゃない。

 今回紹介したYoutubeのクレジット見ると、"Sonny Clark Memorial"の演奏メンバーはゾーンにフリゼールとルイス。セットリストが、以下の通り。"News for LULU"じゃないか!
0:47:19 Radio Intro 0:46
0:48:05 - Hank’s Other Tune (Hank Mobley) 8:30
0:56:34 - Melody for C (Sonny Clark) 8:29
1:05:03 - KD’s Motion (Kenny Dorham) 10:19
1:15:21 - News For Lulu (Sonny Clark) 3:02
1:18:23 Radio Outro 0:21

 看板に偽りありだ。でも嬉しい。"News for LULU"はゾーンのユニットでも格別好きなバンド。こんなライブ音源があったとはねえ。ちぃとも知らんかった。
 "News for LULU"は2枚の音源ある。"News for LULU"(1988)と、"More News for Lulu"(1992)。HaT HUTが08年に再発したが、1stは既にレア盤みたい。音だけなら配信で聴けるが。

 良い盤だと思うのに。金か権利の問題か、ゾーンは原盤買って"News for LULU"をTZADIKから再発しない。なぜだ。

   




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