The Softones "The Softones"(1973)

The Softones "The Softones"(1973)を聴いていた。先日、初CD化。1stにEddie Holmanの"Hey There Lonely Girl"をボートラにして。1曲目にボートラぶっこむかって編集はさておいて。

ソフトーンズはWikiによるとボルチモアのソウル・グループ。いわゆるスィート・ソウルに分類される。ソウル・ファンの間では、同じレーベル出身のスタイリスティックスの弟分って位置づけらしい。

本盤の目玉はプレスリーのカバー、"好きにならずにいられない"。Discogsでクレジット見てたら、製作事情を想像できて興味深い。The Softonesはアブコからデビューした。このレーベル、設立はHugo & Luigi。すなわち、"好きにならずにいられない"の作曲者たちだ。

プレスリーをたまたま、あてがったわけじゃなく。単に自作を歌わせたんだな。オリジナル・アルバムの9曲中、7曲がG. D. WeissとHugo & Luigiの作曲。プレスリー曲集とは言わないが、ほとんどHugo & Luigiのソング・ブック集だ。ちなみに本盤、プロデュースもHugo & Luigi。全部自分か。

4曲のアレンジと指揮はヴァン・マッコイ。他のアレンジャーでは2曲でアル・ゴーゴニの名前あり。どの曲も洗練されたアレンジが、素晴らしく心地よい。演奏は誰だろう。
肝心のハーモニーもバッチリ。すげえな、この盤。あまり粘っこく無く、むしろ白人的な爽やかさも感じる。だがファルセット中心の歌声は、しっかりソウルフル。ヴァン・マッコイは黒人だが、Hugo & Luigiもアル・ゴーゴニも白人。スィート・ソウルって購買層は黒人かと思ってた。

オリジナル・アルバム1曲目の"The First Day"がいきなり名曲。アレンジはヴァン、作曲はHugo & Luigi。Aメロでいったん盛り上げて、Bメロで語りかける落差が美しい。そしてサビに向かって華やかに歌い上げた。この甘やかで上品なムードが素晴らしい。
セクシーだが崩れず、整った美しさだ。

The Softones - The First Day

The Softones - (Hey There) Lonely Girl

なお、"(Hey There) Lonely Girl"の方は、ちょっと大仰だ。甘いのは良いけど。ソフトーンズの本盤は、他が洒落てるだけに、けっこう落差が激しい。

いっぽうで"好きにならずにいられない"のカバーは、抜群だ。むしろソウルフルさは少なめ。端正に歌い上げるファルセットが心地良い。
The Softones - Can't Help Falling In Love


ソフトーンズは以降にアルバム3枚、シングルを何枚も出している。そのうちまた、Youtubeで聴けるか検索してみよう。



<参考URL>
http://www.discogs.com/Softones-The-Softones/release/1995212
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Softones
https://en.wikipedia.org/wiki/Hey_There_Lonely_Girl

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