TZ 7255:近藤等則 "風狂/Fukyo"(2005)

 抽象エレクトロなトランペット・ソロ。

 
 エレクトリック・トランペットのソロ。楽器の仕組みが分からない。ワウワウをかましたマイルスとは異なり、純粋に電化したトランペットらしい。本盤では複数の音が同時に聴こえる。いったんエフェクタでループさせた同時演奏か、ダビング処理かも不明。

 近藤等則は若かりしジョン・ゾーンともNYでセッション繰り返した仲のようだが、近藤自身が独自の活動を繰り広げたために、ゾーン一派のイメージが無い。本盤でも特にゲストを招かず、完全な独奏でアルバムを披露した。
 近藤の音楽はほぼ聴いたことが無く、本盤の位置づけや意味合いはコメントできない。
 
 音楽はリバーブをかぶせた電子音の軋み。たしかにトランペットらしい音の動きは有るし、音色も基本はトランペットだ。単純にトランペットへピックアップ装着では無さそうだが・・・。
 モヤかせたり、小刻みの発音を拾って響かせる。時にシンセっぽいピッチシフトもできるみたい。
 
 ダビングっぽい複数音像もあるとはいえ、あくまでソロ演奏。あまり派手に楽曲ごとのコンセプトを変えないため、音楽をつかみづらい。リボン・シンセをうにょうにょと扱うさまを想像すればいいか。
 もうすこし音色が極端に変わると、アナログっぽい電子音楽としても聴けたのだが。もっともアンビエントな落ち着きは皆無。どこか前のめりなパワーを感じる。

Personnel:
近藤等則 ; Electric Trumpet

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