FC2ブログ

Vulfpeck 「Live at Madison Square Garden」(2019)

 歯切れ良くファンキーなポップスを、豪華かつコンパクトにまとめた。

 ミシガン州出身、ヴルフペックの初ライブ盤。"The Beautiful Game"(2016)に収録曲を中心に、次々と演奏した。
 収録曲の元アルバムは次の通り。
 なぜか"Hill Climber"(2018)からは一曲も選ばれてない。

2011 "Mit Peck"(EP):(15)(29)
2013 "My First Car"(EP):(5)(13)
2015 "Thrill Of The Arts":(7)(11)(14)(16)
2016 "The Beautiful Game":(1)(3)(4)(5)(6)(12)(17)
2017 "Mr. Finish Line":(2)(8)(9)(16)(18)
2017 "Fugue State"(EP):(10)

 まだぼくはヴルフペックに詳しくなく、本盤の選曲やアプローチがどんな位置づけか、よくわからない。
 いずれにせよメンバーだけでなく、ゲストは木管やドラムに鍵盤までたくさん。
 コーラスも入れ代わり立ち代わり。ただでさえ多彩なヴルフペックの面々に加えて、アンサンブルの手練手管が奥行きを作った。それほど分厚い音像に質感をまとめてないが。

 2019年9月28日に行われたライブ音源を全曲収録。ただし最後はフェイドアウトであっさりと終了。そのままライブを記録ではなく、あくまでもライブ盤という作品として構成を意識したか。

 当日の全貌を知りたければ、動画はYoutubeにアップロード済み。ラフなカメラワークではあるけれど、凄く感動的だ。手作りっぽさがばりばり。


 これを大手レーベルやマネジメントの力を借りず、自主公演で作り上げたのが彼らの凄いところ。
 ライブは終了直後に配信されたそうだが、フィジカルで欲しいファンのために、https://vulfpeck.bandcamp.com/campaign/live-at-madison-square-garden" target="_blank" title="クラウド・ファンディング">クラウド・ファンディングでLP二枚組の企画が成功して発売が本盤だ。
 6千ドルを目標にもかかわらず、3839%ととんでもない達成率で20万ドル以上を稼ぎ出した。
 Amazon Music Unlimitedでは本パッケージ版にてライブ音源が聴ける。

 さすがに観客も熱狂的なファンばかり。合唱や合いの手など、ものすごい盛り上がり。彼らがツアーを重ねて、確かに受け入れられてる人気の高さが伺える。

 基本はファンクネス。しかしドラッギーさや不穏さを抜いてクリーンに仕立てた。そこへ軽やかなポップスの要素を振りかけ、しなやかでキャッチーな面持ちを披露。
 確かな演奏力で、押し引きを丁寧に表現した。

 スリリングな演奏にほのぼのした雰囲気が混ざる。
 ステージでの盛り上りが、とても心地よいライブ盤だ。これを本バンドの入門編にしても良さそう。

Track list
1.The Sweet Science 02:13
2.Tee Time 02:00
3.Animal Spirits 03:36
4.Cory Wong 04:29
5.My First Car 03:01
6.Tesla 04:16
7.Smile Meditation 04:47
8.Running Away 05:00
9.Baby I Don't Know Oh Oh 03:51
10.1612 03:09
11.Funky Duck 03:09
12.Aunt Leslie 03:57
13.Wait for the Moment 06:28
14.Back Pocket 05:13
15.Beastly 06:52
16.Christmas in L.A. 05:33
17.Dean Town 03:32
18.Birds of a Feather 04:47
19.It Gets Funkier 03:02

Personnel:
Michael Winograd - clarinet
Jack Stratton - drums, guitar, keyboards
Woody Goss - keyboards
Theo Katzman - vocals, drums, guitar
Cory Wong - guitar
Joey Dosik - vocals, keyboards, sax
Richie Rodriguez - percussion
Joe Dart - bass
Melissa Gardiner - trombone
Nate Smith - drums
Dave Koz - curved soprano
Chris Thile - mandolin
Charles Jones - vocals, keyboards
Ryan Lerman - guitar
Antwaun Stanley - vocals
Mark Dover - clarinet
Chris Grymes - clarinet

関連記事

コメント

非公開コメント