TZ 7049:Zeena Parkins "Pan-Acousticon"(1999)

 メロディアスな部分も時たま現れるとはいえ、ほとんどは形而上的な楽曲が連続する。現代音楽もしくはアートのアプローチだ。


 エリオット・シャープと共同プロデュースの本作は彼女のバンドThe Gangster Bandでの演奏。パーカッションは居るが弦楽器を多数配置、ビートよりも音を紡ぐ美しさを追求した。今は梅津和時KIKI BANDのドラマーでもある、ジョー・トランプが1曲でゲスト参加した。

 本盤収録曲は組曲形式で3部構成、各部ごとで更に細かな曲に分かれる。更にこの曲はThe Gangster Band三部作の最終曲らしい。他の2曲は"Isabelle"と"Mouth=Maul=Betrayer"。双方ともTZADIK発売盤のことだろう。

 
 本盤の楽曲構造らしきものをライナーでジーナが解説してるが、今一つ抽象的で理解しづらい。少なくとも明確なイメージを持って作曲なことは伺える。

 根本的なダイナミズムが希薄なのと、めまぐるしく変わる音像が産む魅力をつかみ切れておらず、本盤は聴いてて中々に集中力を必要とする。できれば解説が欲しい。狙いを理解したうえで味わったら、違う感想を本盤に対し抱くと思う。

Personnel:
Zeena Parkins: Electric Harp, Piano, Sampler, Accordion
Sara Parkins: Violin
Margaret Parkins: Cello
Jim Pugliese: Percussion, Vibes
Mark Stewart: Guitar, Daxapone, Cello
Joe Trump: Metal Spring, Snare on #14

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