ラジヲ"RAdIO"(1999)

ふと聴きたくなった。HDDを検索しても見つからず、棚をさんざん探した。適当に入れてるから、記憶と全然違うとこにあった。


しょっぱなの(1)が、まずかっこいい。ベースが力強いフレーズでアンサンブルを煽り立てる。ドラムもタイトにぶちかます。オルガンは密やかに重ねた。二本吹きの瑞々しい響きから、テナーの青白いソロへ。

(2)ではオルガンがグッと存在感を増す。テナーは軋みながら緩やかにテーマを変奏。オルガンが、ドラムが、じわじわ盛り上げる。
ベースはリフを積み上げ、なめらかに押した。

最後の(3)は全員が前のめりに疾走する。粘っこいベースのフレーズが愛おしく、ドラムとオルガンの勇ましさも心地よい。
うねうね吼えるオルガンの上で二本吹きのサックスが刻み、ドラム・ソロへ。彼のドラムは歌い続けてる。
刺し込むベース。柔らかく決して途切れないグルーヴを作った。

どれも当時、フェダインでも馴染みなレパートリー。
(先日、15年ぶりのフェダイン復活ライブがあったそう・・・聴けなかった。がっくり)ラジヲはドラムが変わりオルガンが加わって、グルーヴは一変する。こちらのほうが粘っこい、かな。フェダインでの骨太さにオルガンの色気が加わった。

最初はCD-Rで自主制作で発売、03年にCDでリイシューされた。
地底のブログによると、最初はカセットで発売だそう。
「CD化にあたりカセットでリリースされていた音源とは、全く別のテイクを使用」とあるが、それを再発と言うのだろうか・・・。

ラジヲのメンバーは川下直広(ts、vln)、不破大輔(b)、芳垣安洋(ds)、渋谷毅(key)。今見ても、ドリーム・メンバーだ。
96年11月5日の新宿ピットインと、99年8月4日江古田バディでのライブ音源を収録した。

ジャズ好きは絶対に、このアルバムを聴くべきだ。
関連記事

コメント

非公開コメント