TZ5001:John Zorn "Masada String Trio"(2004)

Masadaを別アレンジで、のダイナミズムを味わえる一枚。

ジョン・ゾーン生誕50歳を記念し、2003年にNY Tonicで一ヶ月連続ライブの企画が行われた。さらにTZADIKでも翌年から"生誕シリーズ"と銘打ち、全12タイトルに及ぶライブ音源を次々と発表した。

その第一弾が本作。翌年2月、早々とリリースに驚いた記憶あり。2003年9月4日 1stセットを収録した。曲間をつまんだ以外は、たぶんフル収録だ。なおこの夜は後半セットも同じストリング・トリオ。こちらも音源出ないかな。

セットリストはオーソドックスで、数曲を除きMasadaのスタジオ盤で聴ける有名曲ばかり。残り数曲も他のMasada関連盤にて既発だ。奇をてらわず弦楽三重奏での妙味をじっくり味わうコンセプトか。

弦三人に加えJohn Zornが指揮でクレジットされた。でも聴いててどの辺が、ジョンの指揮か分からない。足踏みノイズを出してるのがジョンかな?
演奏は曲ごとにチューニングをはさみつつ、滑らかに進んでいく。テーマからアドリブへの構成を取っている。

ぱっと印象残るのは、流麗にアレンジされた部分。おざなりでなく、丁寧な譜面で弦三重奏ならではの広がりと柔らかさを味わえた。
ベースが指弾き、バイオリンとチェロが弓で滑らかに鳴らす。ジョン・ゾーン馴染の顔ぶれで、ジャズのダイナミズムを残したアンサンブルはしみじみとかっこいい。
もちろんフリーに雪崩れても、危なっかしさ皆無。自由に楽器から音楽を絞り出す力強いインプロだ。

演奏は上手いが、正直ところどころ荒っぽい箇所もある。生演奏ならでは、か。

Personnel:
Greg Cohen : bass
Mark Feldman : violin
Erik Friedlander : cello
John Zorn : conductor

ゾーンの指揮しだいは、映像見たらイメージが湧く。特等席の観客っぽくもあり面白い。
   
  

この映像だけ、ジョン・ゾーン不在かな?


ジョン・ゾーンは生誕10年ごとに大きなイベントをやってるらしい。40歳の時はニッティング・ファクトリーでライブ企画あったようだが、全貌は不明だ。そして50歳がこれ。60歳は"マサダ・マラソン"と銘打ち、世界各国で長時間にさまざまのミュージシャンが登場するフェスティバル形式を取った。この60歳記念を、日本で行われなかったのが残念。せめてライブ音源を聴きたいものだ。ブートではいくつかあるが、公式には60歳ライブ音源は発表されていない。それ言うなら、40歳記念のライブ音源も無い(ブートも見当たらず)けれど。

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