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Four Tops 「Second Album」(1965)

 特にまとまりのある、モータウン時代のアルバム。

 この時代、特にモータウンの作品をアルバム単位でどうこう言うのはあまり意味がない。ビートルズ旋風にまっこうから立ち向かいつつも、主な姿勢はシングルだったから。
 シングルが一杯詰まったって観点ならば、6th"Reach Out"(1967)が顕著だけれど。

 本盤はプロデュースはホランド&ドジャーが務めた。さらにホランド=ドジャー=ホランドでほとんどの曲を提供して、アルバムの筋が一本通っている。H=D=S以外の曲はA3とB6だけ。B6だってEdward Holland, Jr.が作曲に関与した。
 シングル・ヒットはA1、そしてA5。A4もシングル曲だったそう。なおA3のサビは、なんか違う曲を連想した。

 ファンク・ブラザーズがベーシックを固め、弦や管で飾られた本盤のサウンドは隅々までモータウン印。全盛期の勢いと確かなワン・パターンぶりで塗り潰された。
 あえてバラエティさをアルバムに求めず、H=D=Sの才気でまとめたところがシンプルな魅力の味になった。

 こってり濃いH=D=Sのパンチ力ある味ががんがん続く、工業生産なアルバム。後年のアルバムから戻って聴くと、シンプルさが際立つ。でも確かに、こういう時代と制作手法がフォー・トップスの全盛期として評価されている。
 杭打ちドラムの合間を縫ってグルーヴさせる、ジェイムズ・ジェマーソンのベースはやっぱりカッコいい。
 キャッチーなメロディに乗った、リーヴァイ・スタッブスの吼え気味でスマートな歌声も、身体へびんびん響くのは確か。



Track list
A1 I Can't Help Myself (Sugar Pie, Honey Bunch) 2:43
A2 Love Feels Like Fire 2:03
A3 Is There Anything That I Can Do 3:02
A4 Something About You 3:00
A5 It's The Same Old Song 2:44
A6 Helpless 2:39
B1 Just As Long As You Need Me 3:07
B2 Darling, I Hum Our Song 2:18
B3 I Like Everything About You 2:16
B4 Since You've Been Gone 2:38
B5 Stay In My Lonely Arms 2:16
B6 I'm Grateful 2:42

Personnel:
Levi Stubbs - lead vocals
Renaldo Benson - vocals
Abdul Fakir - vocals
Lawrence Payton - keyboard, vocals

The Andantes - background vocals
Instrumentation by the Funk Brothers

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