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Smokey Robinson & the Miracles 「What Love Has...Joined Together」(1970)

 ヒット曲をねっちり歌い上げる、企画盤っぽいアルバム。

 スモーキー・ロビンソンがミラクルズを離れるのは72年。在籍時の末期にあたる本作は、チャート的にはさほど奮わなかった。

 オリジナル曲はA1のみ。あとはスティーヴィー・ワンダーのA2(1969年)、マーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュオで有名なA3(1967年)と身内のヒット曲をA面に並べた。
 B面はブレンダ・ハロウェイに書かれたモータウンの曲B1(1967年)で幕を開け、ハープ・アルバートのバカラック曲がB2(1968年)、ビートルズの(1964年)と、ちょっと前に流行った曲をずらり。

 個々のアレンジも緩やかなテンポ感でまとめ、ストリングスもかぶせて夢見心地に仕上げた。
 野太くグルーヴする穏やかなベースを筆頭に、ファンク・ブラザーズの演奏はそこそこ楽しめる。

 でも名盤とは言いがたい。数合わせのような作品だ。この時期、ミラクルズは69年に3枚、70年に3枚とアルバムを連発していた。
 シングルも頻繁に出してるのに、本盤からシングル・カットは無し。不思議だ。この盤を売ろうとプッシュしたコンセプトを、ディスコグラフィーから読み取れない。
 本当に数合わせの企画盤だったのか。

 スモーキーの歌声はしっかりしており、曲としては楽しめる。ただ、スローに走ったA2,A3で気持ちが腰砕けになってしまう。せめて甘々だとしても、A1のようにオリジナルでまとめるか、テンポ感に気を配ったら引き締まったろうに。

 弦や管で派手に飾られてはいるものの、ぎりぎりコンボ編成なアレンジが、せめてもの救い。
 しかし各面3曲ってのはあまりにも少ない。EP盤レベルのボリュームだ。


Track list
A1 What Love Has Joined Together 5:50
A2 My Cherie Amour 4:16
A3 If This World Were Mine 4:30
B1 You've Made Me So Very Happy 5:04
B2 This Guy's In Love With You 5:19
B3 And I Love Her 2:37

Personnel:
The Miracles
Smokey Robinson - lead vocals, production
Claudette Robinson - lead vocals, backing vocals
Bobby Rogers - backing vocals
Pete Moore - backing vocals
Ronnie White - backing vocals
Marv Tarplin - guitar

The Funk Brothers - other instrumentation

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