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Viva La Musica De Papa Wemba 「Biloko Ya Moto」(1990)

 淑やかに、じっくりとリンガラのファンクを紡いだ。

 ヴィヴァ・ラ・ムジカ名義も使いつつ、パパ・ウェンバの名を大きく冠した90年のアルバム。

 40分足らずのLPだが、各面3曲づつ配置してそれなりにじっくり一曲を演奏した。同じパターンを延々続けるわけでなく、曲中に幾度も展開が起こる構成だ。
 着実な演奏で、ぐいぐいとグルーヴする。少しぬるさもあるけれど、タイトなアレンジとサウンドだ。
 ヴィヴァ・ラ・ムジカが活動開始は77年頃らしい。90年時点では既にキャリアを積んでいる頃合い。手慣れたアンサンブルなのかもしれない。
 
 クレジットにはシンセサイザーの使用もあるが、実際の音飾は昔ながらのリンガラ。むやみな冒険はせず、手堅くまとめた。
 リード・ボーカルはウェンバだが、他のメンバーにも見せ場はしばしば作り民主的な構造を心掛けている。
 楽曲もA1だけウェンバのオリジナル、あとは全て違う作曲家の作品を取り上げた。歴代B1とB3がコーラスで参加してるメンバーの作品だ。すべてがアフリカの楽曲で、西洋ポピュラーのカバーではない。
 
 軽快でスタイリッシュ、なおかつタフなリンガラが楽しめるアルバム。
 きらきらとエレキギターが波打ち、大勢のコーラスが賑やかに盛り立てる風情は、単純に心地よい。


Track list
A1 Adida's Kiesse
A2 Ecce Homo
A3 Dit Sansia
B1 Disque Demandé
B2 Lubaya
B3 Mokoli Nonga

Personnel:
Lead Vocals, Mixed By, Arranged By Papa Wemba
Backing Vocals – Fafa De Molokai, Lidjo Kwempa, Luciana, Reddy Amissi, Stino "As De La Chorale"
Backing Vocals, Mixed By – Fataki
Bass Guitar – Acoma Dada
Drums – Richacha, Awilo Longomba
Lead Guitar – Bongo Wende (tracks: B2), Demukusse* (tracks: A1, A2, A3, B1), Sébaré* (tracks: B3)
Percussion, Congas – Ikonola Iko
Rhythm Guitar – Timo-Lolo
Synthesizer – Elidjo Mpati

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