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Cortijo Y Su Combo Con Ismael Rivera 「Baile con Cortijo」(1958)

 お披露目での折り目正しさか。いくぶん背筋伸ばして丁寧な感じ。

 もういっちょ、コルティーホを。これは本名義で3作目なのかな。別項で紹介した"Cortijo En New York"(1959)より前の盤なのに、録音は分離が良くスッキリしてる。スタジオが違うのだろう。
  
 イスマエル・リベーラが少し気の抜けた歌い方ながらも、スマートに喉を震わせた。
 彼を前面に出しつつも、バック・コーラスの存在感も強い。リズムにホーン隊、ボーカル陣と総力で盛り立てた。
 
 ビートは強固でシンプル。複数のパーカッションで複雑かつきめ細かいサウンドづくりは隙が無く、完成している。
 本盤は歌と演奏を対比させるアレンジも使って、メリハリついたキャッチーなサウンドに仕立てた。

 熱さやノリに没入せず、冷静に構成や出来栄えを意識しつつ作った感あり。盛り上がりと理性がいい塩梅で混ざってる。かっちりしてて、聴きやすかった。だがノリの逞しさは決して減じていない。
 リズムやテンポ感は共通させ、アレンジの違う曲でメリハリをつける。途切れずに聴かせた。

 本盤と関係は無いのだが、当時の演奏風景がYoutubeにあった。リベーラのステップがJBに通じて興味深い。客層やターゲットが違ったとはいえ、グルーヴの根底やダンスの流行は通底と実感できるありがたい映像だ。


 なおこのアルバム、リマスターと曲追加の別なデジタル盤もAMUにあった。右の盤がそれ。ただしあいにく曲順がLPと変わってしまってる。自分で曲順を並べ替えて聴けば済む話だが。
 

Track list
A1 El Negro Bembon
A2 Alegria Y Bomba
A3 Dejalo Que Suba
A4 Te Lo Voy A Contar
A5 El Satelite
A6 Huy Que Pote
B1 El Chivo De La Campana
B2 Con La Punta Del Pie Teresa
B3 Le Deje Llorando
B4 A Bailar Mi Bomba
B5 Bailala Bien

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