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Speed Guru vs. Plastic Crimewave 「Speed Guru vs. Plastic Crimewave」(2014)

 配信だと本盤の魅力は楽しみきれない。

 といいつつぼくは配信でしか聴いたこと無し。シカゴ拠点のPlastic Crimewave(Steven H. Krakowの個人ユニット)が、Acid mothers templeと共演した7"EP盤で、フィジカル・リリースには小冊子がついているそう。
 Steven H. Krakowはミュージシャンにして漫画家。かれのアメコミ風マンガを掲載のようだ。

 アシッド・マザーズ・テンプル側のメンバーは河端(Speed Guru名義)、田畑、志村の三人。AMTとしてでなく、河端のソロ名義な意味合いが強いのかもしれない。
 クレジットを見るとPlastic Crimewave側と河端側で録音とあり。クレジットだけ見ると、河端が音素材を提供してPlastic Crimewave側がダビング及びミックスにみえる。

 全体的な音質はかなり粗い。04年にしては珍しい。90年代のサイケ盤にあるような、アナログでピーク超えて飽和したモコモコ感が全編を覆う。とはいえ力押しの即興一辺倒ではない。
 
 曲そのものは構成が合ってないようなジャムっぽいサイケだが、時にカットアップ的な田畑の呟きなども挿入して場面転換の編集あり。ある程度ストーリー性を意識っぽい。
 もしかしたら付属のマンガに連動しているのかも。
 B2では寺院の鐘やダブ処理した声明の音源などをまぜ、日本人の耳では仏教めいた風情。たぶん異国人の視点ではオリエンタルかつエキゾティックな雰囲気を作った。

 総収録時間が13分程度と短く、5曲入りだが各曲2分強の小品が並ぶ。AMTの本領であるジャムを味わうには物足りない。若干、ギターやシタールなどでソロっぽい展開もあるけれど。
 奇妙な企画盤として、音だけでなくグッズとしてモノを慈しむほうがよさそうだ。
 河端の音楽性をコンパクトに表現した、と初心者に聴かせるには手っ取り早い。
 
 
Track list
A1 Plastic Crimewave Theme
A2 Fight Scene
A3 Another Dimension
B1 Speed Guru Theme
B2 The Temple

Personnel:
Bass - 田畑満
Drums - Ben Billington, 志村浩二 (tracks: A1 to A3, B2)
Guitar, Mixed By, Engineer - Plastic Crimewave
Guitar, Recorded By - Speed Guru(河端一)
Keyboards - Libby Ramer
Recorded By, Mixed By, Engineer - Hands Of Hydra
Sitar - Hands Of Hydra (tracks: A3)
Vocals - Libby Ramer (tracks: A1), Plastic Crimewave (tracks: B1)

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