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Quiet Riot 「Condition Critical」(1984)

 前作でしめた味をぐいぐい煮詰めて、魅力を凝縮した好アルバム。

 クワイエット・ライオットによる大ヒット"Metal Health"に次ぐアルバム。プロデューサーは前作同様にSpencer Profferを立て、A面2曲目はこれまたスレイドのカバーを配置と、前作の方法論を清々しく踏襲したアルバム。
 けれど完成度と方向性は前作よりも、もっと潔くキャッチーになった。
 売れ行きで言えば前作ほどではないにせよ、100万枚以上は出たらしい。


 ハードな雰囲気ながら聴きやすいダブロウのメロディを、大声のコーラスが飾る。このスタジアムを揺るがすようなコーラスの勢いが痛快で良い。前作以上に、コーラスを上手くアレンジしてる。
 ギターが暴れつつも、アンサンブルの主軸はベースなところも前作同様。
 今度は(5)にバラードを配置して、アルバム全体のメリハリや起伏の演出も忘れない。
 ブギ風、ロックンロールと軽快かつ耳に馴染んだ楽曲をハードに仕立てて違和感なし。
 
 コーラスは基本的にステージへ歓声を送る観客を模したもの。けれどさまざまな観客がそれぞれに歌うような、ユニゾンでないハーモニーの分厚さがサウンドにふくよかな彩りを添えた。シンセの使い方も良いな。

 アルバムの出来ならば前作と双璧を張る。シングル曲が無い部の悪さはあるが、完成度で言うとぼくは本盤のほうが好き。特にA面の流れが抜群だ。

 強力さと開放感をきれいに仕立て、かっこいいヘビメタになっている。決してメタル・ファンではない僕みたいな門外漢が、親しみやすい作りだと思う。
 血管ブチ切れそうなシャウトをダブロウは駆使しながら、一本調子にはならない。アレンジの巧みさが強烈に後押ししてる。


Track list
1 Sign Of The Times 5:03
2 Mama Weer All Crazee Now 3:38
3 Party All Night 3:22
4 Stomp Your Hands, Clap Your Feet 4:38
5 Winners Take All 5:32
6 Condition Critical 5:02
7 Scream And Shout 4:01
8 Red Alert 4:28
9 Bad Boy 4:21
10 (We Were) Born To Rock 3:34

Personnel: 
Quiet Riot
Kevin DuBrow – lead vocals
Carlos Cavazo – guitars
Rudy Sarzo – bass guitar
Frankie Banali – drums

Spencer Proffer – producer

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