TZ 7005:David Shea "Hsi-Yu Chi"(1995)

リズム隊をアジア人に任せ、エキゾティック狙いなインスト。デヴィッド・シェはコラージュ担当で、本作はサンプラーやターンテーブルを基本的に演奏した。

Tzadikの紹介文に寄れば、本盤はアジア人映画監督の諸作に影響を受け、香港のアクション映画サントラをイメージして製作、とある。
日本人の耳だと、日本と中国がごちゃまぜな箇所が気になった。ナショナリズムとかは別次元に、たんに異なる文化の混載が招く違和感だ。西洋人の耳だと、日本人の作る音楽もこう聴こえるのかも。

生演奏と明らかなコラージュが混在するサウンドは、さながらジョン・ゾーンのファイル・カード音楽。ただしゾーンほどのスピード感が無いため、いくぶんラウンジ感が強調される。
どれも一曲はそれなりに数分あるのだが、構成や連続性が読めず断片の連続に聴こえ、短い曲の応酬に感じてしまった。
アジア憧憬の奇妙なサウンド、と捉えればいいか。いまひとつ、本盤を咀嚼できた気がしない。あらためて、本項は書き直したい。

Personnel:
David Shea: Sampler, Piano, Turntables, CDs
Sim Cain: Drums, Percussion, Dumbek
加藤英樹: Bass
Wu Man: Pipa
Zeena Parkins: Electric Harp, Acoustic Harp, Piano, Accordion
Jim Pugliese: Drums, Percussion
Marc Ribot: Electric Guitar, Acoustic Guitar, Banjo
Alex Tobias: Harmonica, Tin Whistle, Celtic Drum
Rebecca Wilson: Screaming
John Zorn: Alto Saxophone

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