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最新型のジョン・ゾーン・マラソン

 ジョン・ゾーンは未だに現役なのだよ。彼の最新型はCDで聴けない。

 オランダで93年から続くフェス、November Musicの11月5日公演は、ジョン・ゾーン・マラソンと発表された。
https://novembermusic.net/programma/day-ticket-john-zorn-in-s-hertogenbosch-ii
 フェスそのものは11月2日から11日まで行われる。
 場所はロッテルダムの東、セルトーヘンボスと呼ばれる街らしい。

 ジョン・ゾーン・マラソンのプログラムは以下の通り。
15.30 h - The Hermetic Organ* (John Zorn)
[Sint Janskathedraal, *free of entrance]

16.30 h - Songs for Petra (Petra Haden / Julian Lage Trio / Jesse Harris)
[Theater aan de Parade Pleinzaal]

18.00 h - Chamber Music (JACK Quartet / Felicia van den End / and others)
[Willem Twee Concertzaal vh De Toonzaal]

19.30 h - Solo Sax (John Zorn)
[Jheronimus Bosch Art Center]

20.30 h - Midsummer Moons (Gyan Riley / Julian Lage)
[Noordbrabants Museum Statenzaal]

21.30 h - The Holy Visions (Elizabeth Bates / Sarah Brailey / Kristen Sollek and others)
[Grote Kerk]

23.00 h - COBRA (John Zorn / Bill Frisell / Julian Lage / Craig Taborn and others)
[Verkadefabriek Grote Zaal]

 ジョン・ゾーンのオルガン即興で幕開けして、サックス・ソロを挟み、コブラで締める構成だ。プロンプターがゾーンかな。有名どころではビル・フリゼールがコブラへ参加する。
 マサダやその他の疑似バンドは抑えて、新たなゾーンのプログラムを並べた。
 
 "Songs for Petra"は未CD化。例えばここに紹介がある。ゾーンが作曲した歌モノの疑似バンドらしい。
http://www.ticketfly.com/event/1657708?utm_medium=api
 Chamber Musicってのはユニット名でなく、ゾーンの現代室内楽集と思われる。曲名は不明だ。
 
 "Midsummer Moons"はギター・デュオ。2017年にCDが出ている。"The Holy Visions"は無伴奏の女性ハーモニー。これも2016年のアルバム"Sacred Visions"に収録あり。ただし30分程度の楽曲なため、当日は他の曲もやるのだろう。

 

 毎月のようにアルバムをリリースがずっと続き、ゾーンのカタログは膨大になっている。にもかかわらず、まだまだゾーンの音楽は音盤化されていない。
 マサダ3"The Book Beriah"も11枚組のCDで発売が控えている一方で、"バガテル"シリーズはCD化のうわさもない。
https://www.pledgemusic.com/projects/johnzorn?referrer=home-cards-us

 こないだ一年ぶりに"Jazz The New Chapter 5"が出た。柳樂光隆が監修を務めるグラスパー以降のジャズを語るムックだ。今、興味深く読んでいる。

 収録コラムにマサダへ参加したデイブ・ダグラスに言及したものもある。しかしゾーンの話題は一言もない。古株は既に知っており、聴いたことない人はベテランって視点で見てしまうのかもしれない。

 ゾーンが語られるとしてもせいぜいマサダまで。たいがいの人はネイキッド・シティなどでサックスを軋ませるアヴァンギャルドなイメージで終わっている。
 けれども彼の音楽は現在進行中だ。

 05年あたりからの疑似バンドに軸足置いた即興コントロールのスタイルと、数秘術を取り入れたオカルティックもしくは厨二趣味な現代音楽のゾーンを総括した記事を読んでみたい。

 ネットを細かくあさると情報はあるのだけれど、分析はやはり断片的になってしまう。誰かまとめて欲しい。
 アルバム単位での感想はここで地道に書いてきた。しかし総括はぼくの独りよがりで、新鮮味や刺激に欠ける。せっかくだから別の人の分析や解釈を読んでみたい。

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