TZ 7257;是巨人"Isotope" (2005)

ライブ盤に未発表曲1曲を足した構成が、吉田達也が率いる驚異のインスト/インプロバンド、是巨人。2ndの収録曲は吉田の作曲作品に絞られ、よりリーダーを明確化させた。


ミックスも吉田で、イースター島モアイなジャケット写真も吉田の手による。
一曲目からぶりぶりのポリリズム。ギター・ダビングで厚みだす。加速するフレーズが波打ち、輻輳する譜割のどれが主旋律か分からなくなる。録音は低音も豊かに、太く鳴った。これは2nd"ARABESQUE"のアウトテイクだ。

ミックスも吉田で、イースター島モアイなジャケット写真も吉田の手による。
一曲目からぶりぶりのポリリズム。ギター・ダビングで厚みだす。加速するフレーズが波打ち、輻輳する譜割のどれが主旋律か分からなくなる。録音は低音も豊かに、太く鳴った。これは2nd"ARABESQUE"のアウトテイクだ。

2曲目からライブ音源になる。前半が04年6月16日、吉祥寺のManda-La2、後半が同年10月28日の同じく吉祥寺Star Pine´s Cafeから。全曲収録ではないかな。横にPC置いてそのまま録音する格好だろう。ぼくは双方ともこのライブを聴き逃してる。

ちなみにジャケットでは6/6の記載だが6/16の間違いなはず。
なお後半セットで演奏の(12)と、本盤タイトルでもある(13)は2nd未収録、この時点では新曲だった。双方のスタジオ録音は続く4th"Jackson"(2006)で収録された。(12)は是巨人にしてはポップなメロディ展開。

ライブとアルバムを重ねて、複雑さと軽やかな滑らかさ、双方に磨きがかかった。めちゃくちゃ難しいのに、一聴してそう感じさせずスイスイ弾いてるように聴こえる。
強気一辺倒でなく、押し引き意識したダイナミズムのアレンジ。たとえば(2)や(4)。
ギターは刻みも多用。リズミック。ベースがメロディ役の場面もしばしば。ドラムは埋め尽くすような手数の多さだ。

当然オーバーダビングは無いため、極太の骨格だけ抜き出したかっこう。すなわち主旋律のシンプルなアンサンブルになった。ループは使ってないはず。すっきりと整理された印象だ。なおさら演奏のものすごさに圧倒される。場面によりディレイやディストーションを踏みわけてると思しき、鬼怒の素早い音色チェンジも聴きどころ。

是巨人のポリリズムは演奏がアグレッシブなため、譜面をなぞる計算づくよりも躍動的な迫力が勝る。努力を重ねたテクニックひけらかしの堅苦しさや危うさは皆無。凄腕の名人芸を聴いてるようだ。

Personnel;
吉田達也:ds
鬼怒無月;g
ナスノミツル:b

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