TZ 7174:Paul Shapiro "Midnight Minyan"(2003)

ユダヤ音楽への愛をたっぷり込めた3管ジャズ・コンボの1st。
Masadaと似たクレツマー・テイストだが、無闇に熱くならず穏やかさ漂う勇壮なサウンドだ。



リーダーのポール・シャピロはルー・リードの"The Raven"や"Ecstasy"でもクレジットあり。ディスコグラフィ見ると日本の仕事も受けてるな。カーボーイ・ビバップのサントラとか。

ライナーには20世紀初頭にユダヤ音楽研究成果を残したラトビア出身の音楽学者、イーデルゾーンの文章が引用された。本盤9曲中、シャピロの自作は2曲。もう1曲はカバーだがブロードウェイ作曲/作詞コンビJerry BockとSheldon Harnickの曲かな。残り6曲は全てトラッド作品。

ソロ回しももちろんあるが、テーマやバッキングでの絡みつくようなアンサンブルのアレンジが聴きものだ。テーマを誰かが奏で、変奏ともオブリともつかぬ旋律が漂うリリシズムが魅力。
何とも優雅で温かい雰囲気が漂う。リズム隊は強力にがっつりリズムを鳴らしてるだけに。

シャピロは本作のあとも、"It's in the Twilight"(2006)、"Essen"(2008)、"Shofarot Verses"(2014)とコンスタントにアルバムをTZADIKから発売している。

Personnel:
Peter Apfelbaum: Saxophones
Steven Bernstein: Trumpet, Slide Trumpet
Booker King: Acoustic Bass
Tony Lewis: Drums
Brian Mitchell: Piano
Paul Shapiro: Saxophones

https://www.youtube.com/watch?v=3XE_-BtMvc4
本盤ではサックスの片割れがPeter Apfelbaumだが11年のライブ映像だとErik Lawrencenに変わってた。


ベーシストが違う。たぶんポーランドはクラクフにて。06年ユダヤ文化フェスでのライブ。


14年3月、NYストーンでの演奏。観客映ってないが、ライブ映像だ。

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