"Bong Bong"

通勤中に聴いてて、"Bong Bong"のリズム・センスに惹かれた。今日はその話を。
実はぼく、ラップを長く聴いてると飽きる。踊るでもなく歌詞にのめり込むでもなく、ぼおっと気持ちアゲる目的で流してるため。だいたいトラックのビート感とアレンジやサンプリングのセンス、ラップの揺らぐリズムを複合で聴いてる。気持ちにそぐわないとひたすら単調だが、たまにピンと来たらグイグイと気持ちがアガる。だからラップを細々と聴き続けてる。

"Bong Bong"はWu-tanの司令塔、RZAが2ndソロ"Digital Bullet"(2001)へ収録。買った当時は、この曲の魅力に気づかなかった。Wuのソロ2週目から惰性で買ってたし。

まずYoutubeで曲を聴いてみてください。

小節感あるのに明確な拍頭をつかみづらい。感覚的に分かっても、ビートがジャストで鳴らず、ふっと梯子を外された感じ。
ベースが極低音でうねりを出し、2,4拍の頭で鳴るビートが軸だ。それでも周辺でチョコマカと小刻みに響くパーカッションが、妙な不安定さを演出した。
そしてサンプリングの軸は三味線っぽい響き。たぶんRZAはオリエンタルな神秘性を狙ったんだろう。

ラップの浮遊感が、なんとなく前のめりに空気を動かす。しかし細かなパーカッションがつんのめらせる。ゴー&ストップが頻繁に重なる本曲の魅力は刺激的だ。
本盤収録の他の曲では、ここまで極端に不安定なグルーヴは作らない。だからこそ、この曲の異物感が強烈だ。

客演ラッパーはキラアーミーのベレッタ9と、正体不明のMadame Cez。後者もWuファミリーらしいが、他の盤参加を見つけられず。
関連記事

コメント

非公開コメント