プリンスの新商品情報

 Amazonでワーナーから6月発売として、変なCDの商品情報があった。
   

 画像でも貼っておく。そのうち情報が変わる可能性が大だ。右下二つはご愛敬ということで。
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 今年6月にワーナーから発売予定として、以下の情報があった。
 "When Doves cry","Purple rain","I would die 4 U","Let's go crazy"。奇妙なのは価格帯。3878円とある。妙に高い。単に当時の12インチ・シングルをアナログでリリースなら、話は分かる。だがなぜCDとクレジットあるんだ?
 確か、今年6月に"Purple Rain"の記念盤が出るって情報があった。未発表曲や当時のライブ動画をおまけにして。その一環でさらに、ちょっと付加価値付いた新たな商品が出るということか。
 
 現実的な話をすると、Amazon側の完全な誤記って可能性が高い。ときどきAmazonでは変な価格設定や妙な商品が並ぶから。

 だが、せっかくなら妄想を広げてみよう。それぞれの曲をフィーチャーしたレア音源集が出るって期待はどうだ。価格が高いのはパッケージが豪華でグッズ的な付加価値がついてるということで。
 中身は表題曲のオフィシャル音源や別テイク、別ミックスや未編集音源。さらにリハーサル音源やライブ・テイクの抽出。どれも音源には困らないだろう。
 たとえばCDで一枚、ぎっしり"I would die 4 U"だけ。いいじゃん、いいじゃん。
 さて、実際はどんな商品だろうかね。発売は6月らしい。楽しみに待っていよう。
 
 しかしもう一周忌か。早いな。相変わらずプリンスへの思いは募る。改めて彼の音楽を聴き返し続けている。"Purple Rain"以降、80年代のイメージを押し付けていたんだな、と痛感しつつ。ぼくはずっとプリンスのファンだったつもりだ。
 けれどもそれは彼のリアルタイムで聴いてた音源の肯定ではなかった。「もっとすごいのを出せるはず」と、根拠がなく80年代の音楽性を無意識に期待し続けていたんだ、と最近改めて思う。

 彼が逝ったあと、虚心で彼の音楽に向かい合い、ずっと惹かれている。オフィシャル音源も、ブートの未発表曲も。コピーライターのようにさりげない言葉を斬新に切り取り、密室的なファンクネスを追求したプリンス。踊らせないダンス・ミュージックを、孤独な洞窟でのひそやかなダンスフロアの構築を、そんなイメージがここ最近はふっと頭に浮かぶ。
 明確に言語化できないが、コード進行を少なくしつつもパターン・ミュージックを廃し、多重コーラスでメロディの中心線をあいまいにする。そんなアレンジが改めて魅力的だ。

 オフィシャル盤の完成度に惹かれ、ブート曲の荒っぽさにときめく。Vaultの未発表音源をきちんとリリースして欲しい。分析や考察をしたらさぞかし楽しかろう。

 プリンス周辺は相変わらずビジネスに忙しい。一年前にプリンスが逝去なのに、自宅は観光地として公開が始まっている。過去のバンドメンバーは彼の音楽をエサにツアーを始めた。
 すべてが金勘定ではないだろう。しかしプリンスが早くも食い物にされてる気がしてならない。

 それもこれもまだ、ぼくはプリンスのブートはライブより未発表曲のほうに惹かれてる過程だからだろう。Youtube見ても、ここ数ヶ月はライブ映像の断片を流出が多い。昨年4~6月ごろの公式音源や未発表曲の大量流出を超えて、最近はさまざまな動画が上がっては消され、また現れる。これまた全貌がつかめない。
 プリンスのブートレッグ・サイトを見ても、未だに未流出だった音源のリリースがあるようだ。いったいどれほどの音源があるのだろう。

 ちなみに毎週土曜日にペイズリー・パークで行ってた半公式のライブ映像上映は、10週分くらいでネタが切れたか、絞り始めたようだ。ここ数週間は年初に上映の再演が続く。今週はDJのダンスパーティに変わりライブ動画上映は無し、らしい。
 10公演分もあるだけで驚きではあるけれど。一周忌を控えた今、さらなる次の作品をペイズリー・パークのスタッフたちは仕込んでいる可能性もあり。
 トリビュートと称してプリンスの遺産で商売するスタンスは全肯定しづらい。けれどプリンスの作品が世に出ることは感謝したい。

 余談が長くなった。冒頭に書いた作品群、どんな商品だろう。ガセの可能性も十分に念頭に置きつつ、楽しみにしよう。プリンスだって生前、発売するって噂だけでボツったアルバムがいくつもある。今回、ワーナーかAmazonがその情報のあやふやさもコミで、追悼としてプリンスの商品リリースっぽさを演出してくれてると妄想しよう。

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