新たなアフリカ音楽紹介本

"ポップ・アフリカ800"萩原和也:著(アルテス:2014)http://alturl.com/46vqb

改訂版が出た。前の"700"から81枚を入れかえ、100枚追加したもの。
やけに早いと思ったら、ぼくがたまたま2011年に読んだせい。実際は親本が09年発刊のため、5年後の改訂版になる。

本書は現代の日本で手に入る、アフリカ音楽を紹介の最良本と断言する。
アフリカ各地域への目配りな点がまず良い。膨大で広大なアフリカ音楽を概観するのは、非常に難しい。それが本書で叶う。

さらに単著な点が素晴らしい。ともすればレビュー本は複数ライターの編著。選盤で誰か一人に任せて統一性を出すのは可能だが、それでも個々のレビューを読み進むうちに価値観の平準化が否めない。

その上、本盤では「お薦め50枚」を著者が選び、取っ掛かりの手掛かりまで提示する丁寧ぶり。

どうせ何百枚ものアルバムをいっぺんに聴けない。もし著者が薦める盤と自分の好みが合えば、他の著者お薦め盤は宝の山が期待できる。仮に趣味合わないと判明しても、逆張りすればよし。
これが複数著者だと、価値観があいまいになってしまう。

というわけで、"ポップ・アフリカ800"。前著は「大事に読もう」と読み込まぬうちに、新しいのが出てしまった。ああ、追いつけて無い。

なお類書で"アフロ・ポップ・ディスク・ガイド"(シンコーミュージック,2014)も7月に出た。http://alturl.com/fi439
こちらは複数著者で『「アフリカ音楽と西洋音楽」のミックス』がサブテーマになっている。つまり"ポップ・アフリカ800"と近しいようで全く違う。どちらもお薦め。
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