三十年前は一昔

 矢野徹「ウィザードリィ日記 パソコン文化の冒険」(1987)を読む。
  
 書籍のほうはえらくプレミアがついてるな。

 矢野徹「ウィザードリィ日記 パソコン文化の冒険」(1987)をKindleで読む。
 
 もう30年前か。時の流れは早い。前にも書いたが、21世紀がどうなるかは、80年代に想像できなかった。超未来でエアカーがびゅんびゅんの60年代SFマンガみたいな世界はないだろうな、とは思った。でもスマホみたいにネット通信できるものを持ち運べるって発想も無かったな。

 本書はPCやワープロ黎明期に、SF作家/翻訳家の矢野徹が60歳を過ぎてウィザードリーやワープロソフトで遊ぶさまを描いたエッセイ。
 30年前のPCやワープロはいかに制限があったか。危なっかしく壊れやすいものだったか。いやはやうっすらと思い出す。そもそもPCが高かった。数十万円。とても中高生に手が届く値段じゃない。

 その一方で、PC98は次々に新製品が出て何がなんだかわからなかった。一番いいのを買おう、と考えてたら半年後に新しいのが出る。アミーガとかMSXとか専門用語がいっぱい出て、混乱した。さらにDOS/VとかWindowsとか。何なんだ、と思ってた。マックは便利と聞きながら高かったしなあ。
 
 ワープロ専用機を家で買ったのはぼくが高校生の頃だから、ちょうど30年前か。フロッピーが記録媒体。でも不安定だったな。容量は・・・どうだったっけ。会社入って文章書くとフロッピーがけっこう一杯になるため、机の中に何枚も詰め込んでた。

 なんかこのくだり、前も書いた気がするな。もういいか。
 とにかくノスタルジーとは別次元で、あぶなっかしいPCと格闘するさまが面白かったってことだ。確かに古めかしく、今の若い奴が本書を読んでも何が何だかわかるまい。
 だが歳を取ると、過去を楽しむこともできるってものさ。

 今のBGMはジェシー・ボイキンス三世"Bartholomew"(2016)。無料配信で聴ける。

 詳しい解説記事はこちらを。http://bmr.jp/news/162898
 
 こういうふうにラジオでなく、好きに聴ける環境が来るとも思わなかったのう。しかしこういう、へにゃったソウルが最新鋭になるとはね。ヒップホップもフリーソウルもすべて昇華と経過して、のどかで幻想的なグルーヴが楽しめる。

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