Dionne Warwick 「The Sensitive Sound of Dionne Warwick」(1965)

 4thアルバム。タイトル通りちょっと新機軸でジャジーかつ大人な雰囲気を出した。A面はバカラック色も薄い。

 とはいえプロデュースは変わらずバカラック&デイヴィッド。アレンジや指揮もバカラックなのだが。ディオンヌがたまには他の人の歌を歌いたい、と言い出したかな。なにせA面1曲目の看板曲からして55年のスタンダード曲"Unchained Melody"だ。
 ただしスペクターがライチャス・ブラザーズでヒットを飛ばしたのは、本盤発売のあと、65年。ライチャスの録音が65年3月2日、本盤発売が65年の2月15日。目ざといスペクターがディオンヌのバージョン聴いてから、録音を決めた可能性すらある。

 本盤は前作から約半年後の発売。アルバム発表は売れっ子のペースだ。
全11曲中、バカラック&デイヴィッドの曲は(1)(3)(4)(7)~(11)。コンボ編成よりオーケストレーションに軸足置いたアレンジでまとめた。バラードばかりでなく(6)のようにアップなガール・ポップもあるけれど。

 本盤からのシングルは(5)(6)だが、両方とも全米チャート50位以下でパッとせず。ゴージャスさを狙って、ちょっと外したか。
 (7)はJack Jonesが63年ヒット曲のカバー。(10)は61年にJane Morgan"What Now My Love"のシングルB面で発表がオリジナルか。
 
 ディオンヌは喉を張って気持ちよく歌い上げている。その分ちょっと一本調子なきらいあり。
 録音はなぜか64年11~12月にロンドンで行われてる。これまでずっとNYのBell Sound スタジオだったのに。イギリスへ長期ツアーでもしてたかな。
 そういわれると確かに、ちょっと硬いサウンドの英国風味にも聴こえる。気のせい?はい、そうかも。
 バカラックの楽曲としては(9)がいいなと思った。

Track listing:
1. Unchained Melody 4:12
2. Who Can I Turn To 3:10
3. How Many Days Of Sadness 3:21
4. Is There Another Way To Love You 2:30
5. Where Can I Go Without You 3:05
6. You Can Have Him 4:01
7. Wives & Lovers 3:04
8. Don't Say I Didn't Tell You So 3:23
9. Only The Strong, Only The Brave 2:19
10. Forever My Love 2:16
11. That's Not The Answer 2:05

  

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