ジョン・ゾーンの新曲群

 一気に新曲が投入された、ジョン・ゾーンの現代音楽。

 NYコロンビア大学キャンパスのミラー・シアターで10/20に、世界初演5曲を含むコンサートが行われた。
http://www.millertheatre.com/events/john-zorn-2016

<プログラム>
Blue Stratagem (2016) 世界初演
Candlemas Eve (2016) 世界初演
Diableries (2016) 世界初演
Freud (2016) 世界初演
Obscure Objects of Desire (2016) 世界初演
Cagliostro (2016)
Il n’y a plus de firmament (2014)

 ただ、ちょっと検索した限りではCagliostro (2016)の初演コンサートの記事がヒットしない。プログラムが違う、こっちの曲が正しいのかも。
http://heyevent.uk/event/n2hr4eueeeb7ca/composer-portraits-john-zorn

<プログラム>
Blue Strategem (2016) world premiere
Cagliostro (2016) world premiere
Candlemas Eve (2016) world premiere
Freud (2016) world premiere
Obscure Objects of Desire (2016) world premiere
Il n’y a plus de firmament (2014)
Oviri (2014)

 マーク・ウリセリは会場入りし、録音を担当したっぽい。彼のツィッターでリハ風景が公開あり。ゾーンも映ってる。"Freud"はVln x1,Vc x2編成らしい。



 上手くいけばそのうち、TZADIKから音盤化もあるだろう。委細は不明だが、American Brass Quintet、JACK Quartet、Talea Ensembleの3チームが出演した。
 この記事によると、当日はマーク・リボーとイクエ・モリが出演とあるが、上の公式Webでは記載がない。何が正しいのやら。
https://jazzfest.ba/en/2016/09/05/john-zorn-compositions-world-premiere/

 なお今回の新曲群はいくつか、この楽譜販売サイトで概要の編成は記載った。抜き出してみよう。Blue Strategemは記載なし。これがほんまもんの書き下ろし新曲かな。
http://www.hipsroadedition.com/

Candlemas Eve:6分。
 魔女のサバトによる12の儀式がテーマ。2 x fl,1 x vibで、さらに一人、ヴィブラフォンの残響をサポートするアシスタントがいるという。

Diableries:12分
 アンプをかましたチェロ、インプロのベースとドラムによるトリオ編成。ロック的な曲かな?

Freud :10分
 精神学者のフロイトにインスパイアされた曲。小編成の弦楽アンサンブルで、前述のようにVln x1,Vc x2編成。11楽章に分かれ、それぞれは夢、記憶、潜在意識、せん妄、病因、恐怖症、神経症などがテーマとある。
 
Cagliostro:5分33秒。嫌に細かいな。
 18世紀のオカルト論争がテーマで、ヴィオラ一挺のソロだが、弓を二本使って4弦をトレモロさせるという。音程はどうやって変えるんだ?変則的な演奏形態の曲だ。動画のほうが楽しめるかも。

Obscure Objects of Desire:10分。
 伊の映画監督ルイス・ブニュエルに捧げた曲。ピアノと弦楽カルテットだそう。

 既発曲のIl n’y a plus de firmament (2014)の譜面は上記サイトで出てこない。15年1月29日にICEが演奏の記録あった。初演じゃないみたいだが。たぶん未CD化。
http://www.abronsartscenter.org/on-stage/shows/ice-international-contemporary-ensemble/
 編成は以下サイトによると、1x fl,1x obe,1x cl,1 xbasson,1x cor。
http://ressources.ircam.fr/record/default:UNIMARC:47701

 Oviriは8分の曲と上記サイトに楽譜案内があった。ゴーギャンにインスパイアされた曲のようだ。編成はfl (picc, alto fl, bass fl) Eb clar (bass cl); hn, trb, tb; 2 perc; elec guitar; live electronicsとずいぶん多い。マーク・リボーとイクエ・モリが参加なら、この曲か。たぶん未CD化。
 15年1月31日にICEが世界初演の記録あった。無料ライブか。いいなー。
http://iceorg.org/events/event/openice-at-abrons-arts-center-abrons-centenary-concert-3-icelab-exclusivor#.WAoUxeiLTIU

 毎月のようにTZADIKからゾーンは新譜出してるのに、まだまだゾーンはCDで全貌がつかめない作曲家だ。多作だなあ。

 そして今、ネットではゾーンが10/22にNYで行う10時間/20バンド/45ミュージシャンが参加する、巨大なバガテル・マラソンの話題がかまびすしい。ああ、聴きたい。CDに早くならんかな。コンサートの紹介ページはこちら。
https://nationalsawdust.org/event/multi-john-zorns-ultimate-bagatelles-marathon/

 ゾーンのバガテルは、さっぱりYoutubeに音源や動画ブートが流出しない。ストーンにカメラ持ち込むやつはいないのか。これは、貴重なバガテル音源。今年2月にフィラデルフィアでの映像で、エレキギターのカルテット編成だ。

 コンサートの紹介ページはこちら。Jamie Saft Trioと対バンでJohnny Brenda'sにて行われた。
http://www.ticketfly.com/purchase/event/1058271
http://www.johnnybrendas.com/

 おまけ。本エントリ書くために検索の途中で、こんなページを見つけた。見たことない写真をばんばん使い、シンプルにゾーンのキャリアをまとめてる。フランス語だがChromeで訳したところ、テキストはさほど突っ込んだことを書いてないが。
http://www.zoanima.fr/john-zorn-en-25-morceaux/

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