Rotator Cuff 「Rotator Cuff」(1995)

 インディ・バンドの貴重な記録。煙った爽快感のサイケロックだ。

 クレイマーがプロデュース、で手に取った。当時はレコ屋のCDに貼られた宣伝文句に、クレイマーの名を見かけたら片っ端から買っていた。これもそんな一枚。95年くらいは彼の名前にブランド力があったんだ。

 本盤は5曲入りのEPで、唯一の作品らしい。ニュージャージーのインディ・レーベルPark 'N Rideから発売された。なおこのレーベル、どの程度活動かも不明。Discogsに記録ありは、NYのサイケ・ポップバンドThe Ladybug Transistorの1stのみ。
 懐かしいな、The Ladybug Transistor。Mergeからの"Albemarle Sound"(1999)や、Track & Field盤"The Ladybug Transistor"の5thは聴いた。当時はエレファント6とか、インディ・ポップにハマってたんだ。

 話をRotator Cuffに戻そう。このバンドに言及あった情報は、discogsとこのブログのみ。
http://wilfullyobscure.blogspot.jp/2008/07/rotator-cuff-st-ep-1995-park-n-ride.html

 サウンドはシューゲイザー・スタイルのサイケ・ポップだが、ぐっと前を向く力強さあり。さらにハーモニーも時に涼し気に盛り上がった。クレイマーらしいプロデュースで、メリハリついたしゃっきりさに、ざらついたディストーションの歪みを同時成立させている。
 ミックスはむしろ明確で、それぞれの楽器をきれいに立てて左右へクッキリ配置した。

 唸るような歪みと、クリーンの二種類の音色をそれぞれのギターが重ね、サウンドにメリハリとスピード感を出した。歌は上手くもないけれど、シンプルな譜割のためしゃっきり聴かせた。
 ポップな味わいあり、クレイマーのファンなら聴いても損はない。
 
 ビデオが存在してて驚いた。本盤の1曲目を演奏してる。


 この記載情報によるとメンバーはJoe Woelf, Gary Kaplan, Rob Farrell,Dave Turovの4人。GaryはThe Fletchers、RobはThe Anderson Councilってバンドをやってるらしい。どちらもインディなのか、情報は無し。
 まさかこんなに時間たった今、動いてる彼らを見られるとは。けれんみなく低予算でライブ映像中心のないようだ。カット割りや絵面が80年代のMTVっぽいな。

Track listing:
1. Alfa Romeo
2. Hot
3. Nisku
4. Your Fault or Mine?
5. 2nd Friend

 いちおうAmazonにも記載あり。妙にプレミアがついてた。

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