怖い時代だ。

ファレル&ロビン・シックの敗訴って記事、音楽を聴き比べた後に愕然とした。これが著作権侵害にあたるのか・・・。著作権侵害による損害は、約9億円にあたるという。

まず、負けた方。
Robin Thicke - Blurred Lines ft. T.I., Pharrell

この曲が、MARVIN GAYE"GOT TO GIVE IT U"の著作権侵害と、認められた。

ぱっと聴き、似てるって言うのは分からんでもない。リズムと質感、つまりグルーヴが似ている。しかしこれ、著作権侵害なのか。

この裁判に関する記事を二本、貼っておく。

論点は「perやvoの構成要素は"作曲"か、著作権か」。
で、ファレルが敗訴ってことは、これらが"著作物"となったわけだ。ファレルは控訴みたいだから、厳密には結論って出てないが。

ファレル側の言い分として、以下が上記記事で紹介されている。
・一方はマイナー・コードで、もう一方はメジャー・コードだ。
・音の高さですら一緒じゃない。
・ゲイ側の言い分は基本的に、両者が「同じように“聞こえる”」ってことだ。
 しかし似たように“聞こえる”というのは著作権侵害にはあたらない

ゲイ側の論拠は最終的に、ファレル側の
『マーヴィン・ゲイの“Got To Give It Up”を意識して作った』とのインタビュー映像によるもの、らしい。

なお判例は「著作権者の権利は譜面上に書かれているものだけに限定される」という。

とにかく怖いのは、この原告主張が勝つところ。リズム・パターンが著作権侵害なら、このあとの音楽業界の勢力図は大きく変わる。

ちなみに"Blurred Lines"は3:03辺りで"ゲロッパ"ってフレーズがある。
これ、JBの遺族が権利侵害を主張したら、裁判で勝てるのかね?つい、バカなことを考えてしまった。

本裁判へのコメントは、以下のブログ記事が非常に興味深く読めた。

新刊本を探す方法

最近はめったに本屋へ行かなくなった。めっきり、ネット書店。某サイトだと1万円まとめ買いして、ちょっと工夫したら13%引きになるし。

ところがキーボード・マガジン誌の最新号が、あっという間にネットで買えなくなった。みんな、そんなに坂本龍一が好きか。
Amazonでもマケプレのプレミア価格。昨日は2千円くらい、今は1825円+250円。定価が1543円だから、今日現在で500円くらい上乗せされている。

慌てなくても普通に買えるだろ、と分かっちゃいるが。つい慌てふためいて仕事帰りに本屋へ。ちょっと大きめの本屋行ったら、最新号は無事に買えた。あっさりと。

ついでに新刊本のコーナー見てたら、面白そうで知らない本が何冊もあった。
なぜだ?・・・というのが、今日の日記のテーマ。

最近はネットで新刊本の情報収集はそこそこしてたつもり。だが今日、本屋行ったら見慣れない本が何冊も。
おっかしいなー。

ぼくがよく利用するネット本屋はHonto。http://honto.jp/
在庫あれば24時間以内の発送が売り。しばらく前には平日だと前日夜に注文して、翌日夕方には宅急便で届いてた。今はちょっと遅くなって"24時間以内の発送"、2日程度かかる。

Hontoは検索機能も充実してきた。これはしばらく前より改善してる点。
ジャンルごとに発売日順でソートでき、一画面50冊を一度に表示できる。
だからたまに気になるジャンルで一覧表示させて、数画面眺めたら150冊くらいの発売情報をチェックとなる。

あとはちぐさ正文館のWeb。直リンさせて頂く。http://www9.ocn.ne.jp/~chikusas/index.files/newbooks.htm
人文系は意外とマメに更新されており、Hontoで見落としてた本の発売を知ったことも、幾度かあった。

ノンフィクション系はHonzもたまに眺める。http://honz.jp/
概覧しづらいのがネックだが、そのぶんレビューは長く内容の想像がしやすい。

で、あとはAmazon。ごくたまに、ジャンル別の発売日順でソートしチェックする。
けっこう見づらいのが難点。一画面で30冊くらいタイトルだけで良いから表示してほしい。
Amazonは画像に拘ってるから、ざざっと見るのに適してない。その割に「画像ありません」が新刊だと多発して、よけいストレス。ホイール・スクロールなんかしたくねぇんだよ。ぱっと一覧を見たいんだよ。

そんなこんな、それなりに情報網は張ってたつもりなのに。今日本屋に行ったら「こんなの出てたんだ」って本が、何冊かあった。あった、だけでタイトル忘れてしまったが。

ここで「やっぱリアル書店に叶わないのかなあ。」って結論はつまらない。21世紀情報化社会とインターネットの底力を見せろ。

実際の本屋だと、ダメなんだ。ぱらぱらめくって「面白そう・・・でも値段のわりに内容が薄い」と、買わないことが基本になってしまう。装丁とか段組みとか考慮しながら、つい厳しめに見ちゃうから。とにかくスカスカのレイアウトって嫌なんだ。

しかしネットだと値段見ても、ついポチってしまうことがある。家に配達してくれるのも楽でいい。到着したら「うわ、こんな内容か」と思うこともあるけれど。ちょびっと安いし。

ということで新刊をまとめてチェックできる、わかりやすいサイトは無いものか。

洋楽かぶれの懊悩

たまたま耳にしたこの曲が、面白かった。
FANTASY / w-inds.

しかし無邪気に「面白かった」と発言して良いものか。いちおう、洋楽を聴いてきた身として。

だってプリンスもどきじゃん。石川秀美の"もっと接近しましょ"(1985)じゃん。それならシーラE、いやプリンス聴けばいいじゃん。

いや、作曲クレジット見るとMushtaq Omar/Thomas Julesとあるぞ。後者は不明だが、Mushtaq Omarはイギリスのユニット、Fun-Da-Mentalのメンバーらしいぞ。なら洋楽の文脈で聴いたっていいはずだぞ。洋楽かぶれの変なこだわりにとらわれず、w-inds.の曲だからって慌てて、「面白かった」って言葉を取り下げる必要ないぞ。
しかし歌ってるのはw-inds.だよな。。しかし職業作曲家のアイドル・ソングを否定したら、60年代のアメリカン・ポップスは聴けないよな。

なら、胸張って「面白かった」って言えるのか?・・・いや、なんか胸は張りたくないな。もやもやっとする。

「俺は洋楽しか聴かないぞ。へんっ」ってのと、「アイドル・ソングだろうと、良いものは良い」との、立ち位置を迫る踏絵みたいだ。

さらに「日本のヒットソングだからなあ」と卑下する視点まである。テイラー・スウィフトと日本のヒットソングを差別するのは変だ。そもそもヒットしないポップスって形容矛盾だろう。ポップスは売れることが当初の狙い、だろう。なら売れてるのを聴いてコメントして何が悪いって話だ。

うーむ、しかし素直にコメントできない。自分の立ち位置に迷う。洋楽スノッブの悲しい習性だ。それと「洋楽並みだなあ。おやおや」って自分化を卑下する残念な視点まで潜んでる。さて、どうコメントしよう。

しかしw-inds.ってyoutubeで片っ端から聴いたけど、曲によってボーカル・スタイルが違うね。"Make you mine"(2014)って曲もファルセットだから、このユニットってプリンス・スタイルかと思ったら。
過去の曲ではアイドルっぽいのや、野太い歌い上げもあった。なんなんだ。

とはいえこのままw-inds.を聴きほじるのも何だな。
プリンスっぽいw-inds.の曲を探すよりは、プリンス聴けって話だよな。

Big Bandcamp news

今日、唐突にバンドキャンプからメールが来た。
何ごとかと思ったら。バンドキャンプの売り上げ累計が1億ドル突破したという。

公式ブログでは3/5付の記事だ。この辺のタイムラグある、呑気な所がアメリカっぽい。

一日に1万6千枚のレコードが売れ、月商は350万ドル。前年比30%の成長で、
車業界で言うと、BMWくらいのシェアを持ってるそうな。

Bandcampはこの好調っぷりは、アーティストへいつでも直接サポートできるシステムがユーザーに受け入れられたためと分析している。

DL販売だけでなく、実際の盤もバンドキャンプ経由で買えるのは良いところだ。
しばらく前にバンドキャンプで盤を買った時、即座に音源はDLできた。
「速く届かないかなー」とワクワクする間もなく即座に聴ける。そして何日かたったあと、おもむろに盤が到着する。この逆回転な体験は新鮮だった。

今僕はPCで音楽聴いてるから、届いたCDは封もあけてないという。変な感じ。
なら盤は要らないだろう、という意見は最もですが。やはり盤が欲しい世代なのよ。

あと、バンドキャンプでの悩みは試聴に困るとこ。膨大過ぎる・・・。
聴きたいものを探すために、好みじゃないのを延々と聴きまくるか。

ジョデシィ約20年振りのオリジナル・アルバム

20年もたつのか。90年代初頭、ニュー・ジャック・スイングの旗のもと、黒人コーラス・グループがドドッと出てた。
ソウルのコーラス・グループに興味がでたものの、リアルタイムで学生時代に味わえなかったぼくは、喜び勇んであれこれとニュー・ジャック・スイングを90年代初頭に聴いていた。・・・どれもこれも、いまいちぴんと来なかったが。

とにかく、ノペッとしたコーラスが耳に刺さらない。楽典的な分析はできないが、あの響きは何なんだろう。いまだにわからない。当時のグループでいくつか好きな曲は有るのだが、全般的にはニュー・ジャック・スイングってハマれなかった。

で、その代表グループがジョデシ。今回、20年ぶりにアルバムを出すという。時の流れにシミジミだ。

ジョデシはアルバム出すごとに写真のイメージがどんどん、やさぐれてたのが記憶に残る。Wikiを並べてみよう。

なんでこうも、コワモテぶるんだろなあと当時も思ってたっけ。
ちなみに調べたら、ジョデシのアルバム全部持ってた。代表グループだけに、好みじゃないと思いつつ聴いてたみたい。

とはいえさっぱり音楽は印象残って無い。特にこのグループ、アルバム出すごとに変な凝り方して、トゥーマッチすぎた。
黒人ソウルってCD時代になってから、前半にアップを置いて後半バラードの構成が多いイメージあり。でもジョデシは逆って印象だ。

やっぱ、1stかなあ。今回聴きかえしたが「うーん、この曲かなあ・・・」と消極的に選ぶのが、変な感じ。

ということで1st"Forever My Lady"(1991)から4thシングル"Come and Talk to Me"。
当時、全米R&Bチャート1位、ビルボードHot 100 11位まで上がった。

PVって初めて見た。なんだジョデシって、最初からいきがって、やさぐれてたのか。

ウォー。

久しぶりにWarを聴いていた。そもそもきっかけは95年12月号レココレ誌の第二特集。
ファンクの一種かと、数枚聴いたら楽しめた。

ラテン風味のファンク。ぼくにとってWarはそんなイメージ。決してエリック・バードンの流れじゃない。アニマルズを解散したエリックがアメリカに渡って作った、1stアルバムって、そういえば聴いたことが無い。

あとWarは、ハーモニカ。リー・オスカーが古澤良治郎や川端民生らと、日本でのライブ盤"サブリメーション"(1988)を02年に聴いた。
「ファンキーなハーモニカだな、誰だこれ・・・へえ、ウォーか」とずいぶん、まだるこしくウォーに馴染んできた。

ウォーは5枚しか聴いたことない。
"All Day Music"(1971)
"The World Is a Ghetto"(1972)
"Deliver the Word"(1973)
"Why Can't We Be Friends?"(1975)
"Galaxy"(1977)

まあ、全盛期だ。ちなみに今日は"Galaxy"を聴いてた。タルッとしたグルーヴが"芸"になり、フュージョンっぽい整合性も取られた盤って印象だ。
パーカッションの音色じゃなく、うだる熱い空気の中をゆったり漂うムードにラテンを連想した。それをラテンて言うのか?
14分にもわたる"The Seven Tin Soldiers"には、奇妙な酩酊感も覚える。

ちなみにWarは今でも活動してた。
もっともオリジナル・メンバーはLeroy "Lonnie" Jordan(key)だけ。94年にごそっとメンバーが抜けたみたい。
抜けたメンバーは契約のからみでWar名義を使えず、Lowrider Band(http://lowriderband.com/)で活動中。ただ一人残ったロニーだけがWar(http://www.war.com/)で稼働してる。しかし良く取れたな、Warのドメイン名。

Warのメンバー遍歴をWikiで見たら悲しくなった。芸能界の悲哀だ。
だれがWarの顔かはさておき、メンバーが多いほうがWarを名乗ってほしい。でも、そうもいかんのだろうな、ビジネスは。ABWHとYESのように。

で、War名義では昨年に"Evolutionary"(2014)が発売された。スタジオ盤として20年ぶりという。リマスターのベスト盤と抱き合わせ販売な辺り、どうなんだろね。聴いて見たいような、そっとして置きたいような。

いっぽうのLowrider Bandは音源リリースは無いみたい。Webでは「我々の曲だ」と、War時代の盤へi-tunesで誘導し購入を促すとこが、切ない。買ったら彼らへ印税入るのかな?

YoutubeでLowrider Bandのライブ映像見たら、Warのレパートリーを演奏してた。
やっぱり営業臭いな・・・。まあ、いいけど。新しいことやらなきゃって、決まりがあるわけじゃない。
とはいえWar名義の方も、似たようなもんだ。懐メロ大会か。

某ブート・サイト見たら、ライブ音源がいくつもあり意外だった。しかし美味しい70年代初期が無い。音源リストを羅列だけしとく。

 1973-01-07 ABC in Concert Madsion Square Garden NYC 
 1978-1979  Rehearsals Volume1 
 1978-1979  Rehearsals Volume2 
 1983-04-20 Old Waldorf San Francisco CA 
 1992-11-13 Wetlands NYC 
 1996-04-15 Zephyr ClubSaltLakeCity UT 
 1998-06-20 House Of Blues Chicago IL 
 1999-08-07 Big Boulder Ski Resort Blakeslee PA 
 2001-07-14 Chene Park Detroit MI 
 2002-08-31 Fall Hookahville Frontier Ranch 
 2008-07-11 National Cherry Festival Traverse City MI 
 2010-06-15 Artpark Lewiston NY 
 2010-08-28 Hippiefest Eckerd Hall Clearwater FL 
 2011-07-22 Early Mid State Fair Paso Robles CA 
 2011-07-22 Late Mid State Fair Paso Robles CA 
 2011-08-05 Scranton Jazz Festival PA 
 2012-04-16 BB Kings Blues Club NYC 
 2014-04-20 Byron Bay Bluesfest Australia 
 2014-07-04 Sugar House Philadelphia PA 

14/7/14のセットリストを見た。やっぱ往年ウォーのヒット曲ばっかだな。
(メドレーの"Star Spangled Bannerと"I Wanna Take You Higher"は除き)"Spill The Wine "と"Ballero"以外は全て、冒頭に書いた5枚のアルバムに入ってる曲だ。むう。

[14/7/14 Setlist]
Me and Baby Brother
Slipping Into Darkness
The Cisco Kid
The World Is A Ghetto->
Get Down
Spill The Wine 
Galaxy
So
All Day Music->
Ballero
Why Can't We Be Friends
Low Rider->
Star Spangled Banner->
I Wanna Take You Higher->
Low Rider 

WarなりLowrider Bandをライブ見たら、印象変わるかも。
昔、アイズリー・ブラザーズのライブを見たときに、営業を超えたショービズ精神に圧倒されたし。

ハロルド・ブラウンがドラムのみでパターンを叩いて見せる映像もあった。
面白いが、録音がしょぼい・・・。オリジナル・メンバーが自分のレパートリー叩いてるのに、安っぽいのはどういうわけだ。録音って大事だな。

ロスト・オン・ザ・リヴァー

知らんかった。音楽雑誌を見ないと、この手の企画盤の存在に気づかないな。
コステロで検索して、今初めて知った。

『26歳のボブ・ディランが「地下室」に残した言葉。
エルヴィス・コステロ、マーカス・マムフォードらによるスーパー・プロジェクトがTボーン・バーネット監修の元、1966年のボブ・ディランの幻の言葉に音楽を奏でさせるクリエイティブ・プロジェクト。』

日本盤が海外ではデラックス・エディションについたボートラも入っており、手っ取り早いかもしれん。

日本語の記事は無いのか?!と検索したら、しっかりありやんの。俺は情報収集が足りんなあ。

公式Webはこちら。・・・って、みなさん既にご存じですよね。お恥ずかしい。

スタバ・エディションなんてのもあるんだ。