Ricked Wicky

元Guided by Voices (以下、GbV)のロバート・ポラードが新バンド、Ricked Wickyを始動した。1/20にシングル3枚を同時リリース、今回2/3に1stアルバム"I Sell The Circus"をドロップ。ようやく届いた。GbVよりバンドっぽさが減って、密室性が増した気がする。トッド・トバイアスの功績か。

Ricked Wickyは元GbVのメンバーたち。
もともとGbVはアルバムごとにメンバー変わるようなありさま。ロバート以外は流動的で、彼以外、全とっかえしたときもあった。仲たがいとは違うのかも。そのあと、しれっとバンドに戻ったメンバーもいるし。
なら今回もGbVでいいじゃん、とも思うが。ロバート的には何か、違うらしい。

ロバートはGbV後にバンドとして、Boston Spaceshipを立ち上げた。だがまあ、上手くいかなかった。アルバム数枚、ツアーは一回だけして解散した。このバンドに参加した二人が昨年秋、ロバートを除いて新バンドEyelidsが始まったあたりからしても。
結局ロバートはGbVを再始動。だが再GbVも昨年ツアー中に、いきなり解散した。どうもロバートはバンドが長続きしない。

まあいい、Ricked Wickyだ。各メンバーのGbV在籍期間を整理してみた。
Robert Pollard ,g,vo : 1983 -2014
Todd Tobias    ,b     :2002 -2004
Kevin March    ,ds   :2001 -2004
Nick Mitchell  ,g,vo  :なし

ニックの名前は初めてGbV界隈で見た。経歴は不明。1曲だけの参加だし、メンバーじゃないのかも。
実質Ricked Wickyはトリオ編成、かな。トッド・トバイアスはロバートのソロで,欠かせない人物。ここ何年も、ロバートのソロで楽器全部を一人で演奏してる。やっぱりなぜ今回、バンド名義か分からない。

なお先行シングル3枚のB面は全て、アルバム未収録。ロバートの良くやる手だ。シングルのフィジカル・リリースは各500枚の限定盤。ただし日本のi-tunesでも配信されており、B面を聴くのは簡単だ。まだ買ってないけど。

Ricked Wickyの1stを聴いてるが、どっか軽い。録音が細いな。GbVでのパンキッシュさや前衛要素は控え、もっとポップ寄りな印象ある。バンド名義なのに宅録っぽい印象も。そもそもトッドは多重録音でバンド風のグルーヴ出すのがうまいのに。なんかへんなの。
楽曲を聴く限り、いちおうはライブ演奏も意識してそうだ。今後の活動が楽しみ。

ちなみに本バンド名義で既に2ndアルバム"King Heavy Metal"も録音すみ。6/23に発売される。
ついでにロバートのソロ、"Faulty Superheroes"も4/28に発売予定。昨年だかに「新譜は作らない」宣言をロバートがした気もするが、どうやら気のせいだったらしい。相変わらず多作な人だ。

Ricked Wicky 1st収録曲。こっちの方がポップでカッコいい。


こっちはロバート節って感じだな。


【Discography】
1/20 Single "Piss Face" (c/w "Temporarily Inane"はアルバム未収)
1/20  〃  "Mobility"  (c/w "Imminent Fall From Grace"は 〃 )
1/20  〃  "Death Metal Kid" (c/w "Hopefully Not In The Fall" は〃)
2/3  Album  "I Sell The Circus"
6/23 〃  "King Heavy Metal"

(最新インタビュー)

フンメルからベートーベンへ

最近、室内楽に非常な興味がある。こないだ数枚、CDを買ってきた。せっかくなので、まったく知らない作曲家を中心に。通勤中に聴いてて「きれいだけど、あともう一歩・・・」と、ふと思う。
改めてベートーベンの弦カルを聴いてみた。凄い。なんか複雑で、格調がある(ような気がする)。

通勤中に聴いてたのは、フンメルのピアノ三重奏。フンメルはハンガリーの作曲家でサリエリに声楽、ハイドンにオルガン、モーツァルトにピアノを習い、ベートーベンと親交あったという、バリバリの同世代人。
フンメルは当時、名ピアニストとして名をはせ、作曲数も多い。同時代ではもてはやされた人、らしい。テレマンみたいな立場かな。

かれのピアノ三重奏は、とにかく流麗だ。ピアノの旋律がコロコロと跳ね、バイオリンとチェロが温かくめまぐるしく盛り立てる。聴いたのはトリオ・パルナッススの89年ドイツ録音で、演奏も素晴らしい。三重奏と思えぬふっくらした空気感のミックスが後押しして、ロマンティックな洗練さをたっぷり味わえた。

フンメルの楽曲は不協和音や苦悩と無縁で、自信が伝わってくる。堂々と優美に旋律を膨らませ、絡み合う楽器の構造を練った。書き飛ばしじゃなく、押し引きやドラマティックさを十分に考察している。
サロン風に穏やか、かつ胸を熱くさせる雰囲気を味わうのに最適だ。決してBGMに留まらぬ物語性が滲んでる。

しかしベートーベンの弦カルを聴いたら、まったく別モノ。これが"違い"か、としみじみ思った。なんか明らかに異なる。和音か旋律構造か、それとも構成か。
流麗さと違う引っかかりが、ずばどぼと溢れてきた。弦カル1番とか2番で聴き比べてみたのに。

ということでベートーベンを改めて聴くことにする。ベートーベンはさすがに演奏もいっぱい録音あるな。
これが王道メジャー路線のパワーか・・・!

Van Morrison新譜

3月発売のヴァン新譜は"Duets: Re-Working the Catalogue"、セルフカバーのデュオ集。敢えて有名曲を外した選曲のオリジナル発表年を整理してみた。

まあ、渋いセンス。年代はバラバラ。しかも近作からも採用し、たんなる"自らの懐メロ"路線でもない。アルバムから2曲とりあげてるのが、【Hymns To The Silence】[1991]と【The Healing Game】[1997]から。・・・って、90年代の円熟ヴァン時代からだ。

ヴァンのブートはいくつか聴いてるが、ライブでも取り上げて無さそうな埋もれた曲も取り上げてるっぽい。
ヴァンは新味より掘り下げるタイプで、駄作が無い。今年70歳、枯れても脂分がにじみ出る。今回の新譜も、味わい深く噛みしめて聴けるといいな。

先行で配信のマイケル・ヴーヴレとの"Real Real Gone"を聴く限り、アレンジはオリジナルと変えて無さそうだが。他の曲はどうだろう。

ちなみに"Real, Real Gone"は最初、76~78年に録音されるもボツ。もういちど80年に録音だが、これもボツ。これは没曲コンピ"The Philosopher's Stone"で聴ける。
さらにアレンジをちょっと変えて【Enlightenment】[1990]で、ようやく正式リリースされた。
ヴァンも思い入れある曲なのか、ライブでもたびたび取り上げられた。昨年10/28のRoyal Albert Hall公演でも演奏している。

今回リリース情報はこちら。

()がデュオ相手、【】がアルバム名、[]が発表年度。

1. Some Peace of Mind (ft. Bobby Womack) 
【Hymns To The Silence】[1991]

2. Lord, If I Ever Needed Someone (ft. Mavis Staples) 
【His Band And The Street Choir】[1970]

3. Higher Than the World (ft. George Benson) 
【Inarticulate Speech Of The Heart】[1983]

4. Wild Honey (ft. Joss Stone) 
【Common One】[1980]

5. Whatever Happened to P.J. Proby? (ft. P.J. Proby) 
【Down The Road】[2002]

6. Carrying a Torch (ft. Clare Teal) 
【Hymns To The Silence】[1991]

7. The Eternal Kansas City (ft. Gregory Porter) 
【A Period Of Transition】[1977]

8. Streets of Arklow (ft. Mick Hucknall) 
【Veedon Fleece】[1974]

9. These Are the Days (ft. Natalie Cole) 
【Avalon Sunset】[1989]

10. Get On with the Show (ft. Georgie Fame) 
【What's Wrong With This Picture?】[2003]

11. Rough God Goes Riding (ft. Shana Morrison) 
【The Healing Game】[1997]

12. Fire in the Belly (ft. Steve Winwood) 
【The Healing Game】[1997]

13. Born to Sing (ft. Chris Farlowe) 
【Born To Sing: No Plan B】[2012]

14. Irish Heartbeat (ft. Mark Knopfler) 
【Irish Heartbeat】[1988]

15. Real Real Gone (ft. Michael Bublé) 
【Enlightenment】[1990]

16. How Can a Poor Boy (ft. Taj Mahal) released on Keep It Simple, 2008)
【Keep It Simple】[2008]


ドウィージルの新譜プロジェクト

ZPZばっかのイメージだったドウィージルが、新譜プロジェクトをクラウドファンディング形式で発表した。
2/E:録音
3/E:Mix & マスタリング
4/E:プレス完了
5月2週目:発売。

こんなビジネスライクに録音が進むもんなのか。タイトなスケジュールが新鮮だ。
オリジナル・アルバムでは"Go With What You Know"(2006)ぶり、かな。

気になる投資金額別のプログラムはこんな感じ。
$10:DLパス(+access to the studio updates) ・・・ってなんだ?アウトテイク?
$20:+デモとレアテイクのDL
$24:+CD
$34:+サイン付CD
$35:+旧譜のDL("Confessions of A Deprived Youth"(1991),
                 "Automatic"(2000) ,"Go With What You Know"(2006))
$35:+FOH(65曲)のDL(数が合わないが"F.O.H"のI~Ⅲの別ミックスらしい)
$43:+Tシャツ
$84:+ライナーに名前記載
$108:+肉筆の歌詞カード(たぶん、一曲)
$200:+ギターエフェクターの設定データ(・・・かな?良くわからない)
$300:+60分のマンツーマンなギター・レッスン(当然、北米だけだろ)
$10,000:+ZPZツアー使用のギブソンSG、ザッパ・モデル。サイン付。
$12,000:+ドウィージルとLAのスタジオで1曲、レコーディング。

2/12にプロジェクト発表、既に予定額の135%越え。$300~$12,000のアイテムは売り切れと言う。すげえな。
買うならどれかな・・・$35のどっちか、かなあ。


Teddy Bears:Youtube集

色々あるが、今日は全く別な話題を。
フィル・スペクターが在籍したテディ・ベアーズの唯一なLP"Sing!"を久々に聴いていた。
スペクターの趣味はこのときから全く変わらない。50年代の大人向けポピュラー音楽を選んでる。唯一違うのは、顧客ターゲットを10代に絞ったところ。それとも当時は、この手のサウンドって子供も聴いてたの?コーデッツとか、もっと大人っぽい印象だが。

テディ・ベアーズはDoreから"会ったとたんにひと目ぼれ"を出したあと、Imperialに移る。契約の絡みもあり、LP"Sing!"以外にもシングルを何枚か出した。
また例によって、Youtubeでどのくらい聴けるかを検索してみた。

スペクターによる切ないメロディが心地良い。意外にどれも似たテイストだ。

To Know Him, Is To Love Him / Don't You Worry My Little Pet  (1958:Dore)

Oh Why / I Don't Need You Anymore  (1959:Imperial):LP収録曲

Don't Go Away / Seven Lonely Days  (1959:Imperial):LP収録曲
A面は無し。昔は有ったようだが、今は消されてる。

If You Only Knew (The Love I Have For You) / You Said Goodbye  (1959:Imperial)
https://www.youtube.com/watch?v=Ck2wind7dp4 :LP未収録だが06年再発時にボートラ収録。

Wonderful, Loveable You / Till You're Mine  (1959:Dore)
このB面も今は、Youtubeに見当たらず。

クリントンの現代性

ファンカデリック名義の新譜な3枚組"First Ya Gotta Shake The Gate"(2014)を聴いている。予想以上に面白い。ジョージ・クリントン(73歳)は、過去の遺産に安住せずにいまだ新作をぶつけてくる。楽隠居とか無いのか。

数年前に聴いたライブはエンターテイメントに徹し、過去のファンを失望させぬヒット曲集だった。今年も来日するようだが、値段的にもいまいち食指が動かない。動いてるのを確認しに1セットのライブへ1万5千円って、ちょっとなあ・・・。値段設定からしてツアー・ビジネスのターゲットって、若者狙いと思えない。

だがアルバムは違う。"First Ya Gotta Shake The Gate"では、まだ現代の黒人音楽へジョージは色気があるようだ。クールに抑えつつ、打ち込みビートに生演奏をまぶすサウンドは、まだじっくり聴けて無いが、なんだか歳相応のしぶといファンクっぷりを感じた。

ノスタルジーでも、若者に媚びでもない。今の黒人音楽を咀嚼しつつ、自分のフィルターを通して放出する創作力がサウンドから滲む。むやみにフロアで踊らせようとせず、しかしダンサブルさは強靭に残す。じっくり聴くほどに本盤は、いろいろ気づきがありそうだ。

思えばジョージは貪欲に時代と融合してきた。それがJBやEW&Fやスライ(本盤、7曲に参加)と異なる。もっといえば、ブーツィとも。
80年代初期でトーンダウンしたが(訴訟対応らしい)、そのあともプリンスとがっぷりビジネス的にタッグを組み、プリンスと言う80年代を代表するファンクの象徴をあっさり通り抜けた。

さらにヒップホップへも親和性高いアルバムを、すんなりと仕上げる。プリンスすらもラップはぎこちなかったのに。
そのうえ生演奏のダイナミズムがP-Funkの強烈な魅力だが、一方で打ち込みビートも滑らかに吸収する。このバランス感覚、すなわち柔軟な適応力と奔放さがジョージの強力な武器と思う。

そして新作"First Ya Gotta Shake The Gate"。クレジットや録音場所が多岐にわたることから、あちこちで長年行った録音の集大成だろうか。歌詞が分かればなあ。なにか一気通貫のコンセプトあるのかもしれない。
このブログ見てると、P-Funkは歌詞も色々と時代性を帯びてて興味深い。なおこのブログ、訳詞が滑らかで素晴らしい。

本作は時代の最先端を狙わない。そもそも70歳を超えて時代の最先端行かれても困る。若い者の立場が無い。
ではなくて、歳を重ねた等身大のサウンドを現代風に仕上げた。甘さや派手さより、渋くしたたかに。
正直、最初に聴いたらピンとこなかった。地味だし。70年代のP-Funk聴けばいいや、と思った。瑞々しいパワーを聴くのは選択肢としてポピュラー音楽の意味合いから間違ってない。つまりエンターテイメント、の観点で。

だが本作はエンターテイメントと別次元の観点で、なんか気になる。アグレッシブな勢いとは別の、ぶっとく重たい魅力が本盤から滲む。うーん・・・上手いこと、言語化できない。もう少し、聴き重ねてみよう。

おまけ。
ジョージはP-Funkでデビュー前、ドゥワップなどのシングルを何枚か出していた。
ふとYoutube検索すると・・・恐るべし、ほぼすべてが聴ける。音質気にしなければ、レア盤とか今はあんまり関係ないんだな。

以下、発表順にP-Funkデビュー前まで並べてみた。
当然、これらのサウンドにP-Funkを求めてはいけない。

Personnel :
George Clinton (Lead)
Ray Davis
Fuzzy Haskins
Calvin Simon
Grady Thomas

1958:Poor Willie/Party Boys (APT 45-25036)
(A/B面メドレー)

1959:Lonely Island/You Make Me Wanna Cry (Flipp Records FL-45-100)
(A/B面メドレー)

1963:I'll Get You Yet / You're Cute (Symbol 917)
A面;Youtube なし

1963:You're Not Hurting Him (You're Hurting Me)(Jobete 片面アセテートのみ?)
Youtube なし

1966:Heart Trouble/That Was My Girl (Golden World GW-46)

本盤以降はレヴィロットからリリース。P-Funk前夜、だ。

1967: (I Wanna) Testify/I Can Feel The Ice Melting(Revilot RV-207)

A面は"Up for the Down Stroke"(1974)でセルフカバー。パーラメントのバージョンはこれ。

1967:All Your Goodies Are Gone (The Loser's Seat) 
      / Don't Be Sore At Me (RV 211)
1968:Good Old Music / Time (RV 223)

A面は"Funkadelic"(1970)でセルフカバー。ファンカデリックのバージョンはこれ。

1968:A New Day Begins / I'll Wait (RV 228)

1968:Little Man / The Goose (That Laid The Golden Egg) (RV 214)

1968:Look At What I Almost Missed / What You Been Growing (RV 217)

本シングル盤のみ、ひょこっとSoultownからリリースされてる。理由はよくわからない。A面とB面は、それぞれ67年のレヴィロット盤とバージョン違いなのだろうか。
A/B面ともYoutubeに見当たらず。
1969:(I Wanna) Testify / All Your Goodies Are Gone (The Loser's Seat) (502)

Mose Allison廉価盤4種。

「安い」と飛びつくのは、さもしい。しかし「どれが一番お得か」と比較してしまうのも確か。
Amazon検索してたらモーズ・アリソンの廉価盤が各社から出てた。非常にややこしいので整理してみる。なお、ぼくは"Back Country Suite"(1957)を聴いた程度の知識しかない。
つまり、ダブりをほとんど気にしなくていい。廉価盤でどさっと買うには最適なミュージシャンだ。

なお発売日と値段は本日付のAmazonの新品価格。【】がLP1枚当たりの値段。なんかスーパーの値段表示みたいだが。

先に結論を書こう。2)か3)か4)。・・・結論になってねえ。
1)は外せる。たぶん。リマスターとか、音質的なメリットあったら別だが。

・・・ぜんぜん絞り切れてねえ。

なぜか。盤によって微妙に一長一短あり。値段を選ぶか、バラエティさを取るか。一つ言えるのは、どれか一枚買ったら残りをさらに廉価盤で買い足すのは愚の骨頂。ダブり増やしても何の意味もない。

するとオリジナル形式のCDをチミチミ買った方がいいって選択肢もある。
どっさり買っても、聴かなかったら意味ないし。

さあ、以下のどれを選びましょうかね?

1)Complete Prestige (2014/11/25)Fresh Sound 4,675円【779円】CD3枚組

 プレスティッジの以下LP6枚を収録した。ある意味王道路線だが、音質にメリット無ければ外せるコンピだ。

 1957 : Back Country Suite (Prestige 7091)
 1957 : Local Color (Prestige 7121)
 1958 : Young Man Mose (Prestige 7137)
 1958 : Ramblin' with Mose (Prestige 7215)
 1958 : Creek Bank (Prestige 7152)
 1959 : Autumn Song (Prestige 7189)

2)Complete Recordings: 1957-1962 (2015/3/10) Enlightenment 2,344円【213円】CD5枚組

 1)収録の6枚に加え、以下の5枚と、
1959 : Transfiguration of Hiram Brown (Columbia)
1960 : I Love the Life I Live (Columbia)
1961 : Takes to the Hills (Epic)
1962 : I Don't Worry About a Thing (Atlantic)
1962 : Swingin' Machine (Atlantic)

 この英Esquireの4曲EP盤をジャケットから類推するに、収録のようだ。
1960 : One Room Country Shack (Esquire)

3)Collection 1956-62 (2015/1/13) Acrobat 2,286円【?円】CD4枚組

 良くわからんコンピ。アルバム全曲を収録でもなさそうだ。
 "Back Country Suite"~"I Don't Worry About a Thing"の時期ながら、Zoot Sims や Al Cohnのアルバムに参加した音源も収録してるっぽい。LP何枚分か、換算できない。

4)7 Classic Albums  (2014/9/16) Real Gone Jazz 1,285円【183円】CD4枚組

 お馴染みRGJ盤。以下LP 7枚を収録して、コスパは最も良い。時に盤起こしレベルと、音質の悪さに定評あり。安かろう、悪かろう・・・?

 1957 : Back Country Suite (Prestige 7091)
 1957 : Local Color (Prestige 7121)
 1958 : Young Man Mose (Prestige 7137)
 1958 : Ramblin' with Mose (Prestige 7215)
 1958 : Creek Bank (Prestige 7152)
 1959 : Autumn Song (Prestige 7189)
 1960 : I Love the Life I Live (Columbia)

N.D.E.

棚に聴いてないCDもあるのだが、ここ何日かは「前に聴いた盤を聴きかえす」のに興味あり。
ということで今のBGMは細野晴臣"N.D.E."(1995)。パイオニアのレーザーアクティブ用ソフトに書かれた曲("Goku"のこと?)を、ゴウ・ホトダ、寺田康彦、ビル・ラズウェルがリミックスしたもの。詳しいクレジットはこちらを参照ください。

アンビエントと語られることが多い盤だが、数曲ではビート効いたミニマル・テクノもあり。リミックスゆえかダブ風の効果を感じる。アルバムを通じて、リズムへのこだわりが楽しい。
サウンドの基調は無国籍の民族音楽。エスニックの要素をふんだんに感じるが、いったん細野のフィルターが通ってる。さらに本盤はリミキサーの解釈も入るため、複雑な変貌が施された。

今のBGMが(2)。かっこいいんだな。途中でピアノがダブ風に絡む場面が特にグッとくる。
Bill Laswellのリミックス。あんまビルの作品でピンときたことないが、これは素晴らしい。降り注ぐようなリズムの奔流が幾重にも吹きすさび、清水靖晃のサックスが金属質に、いななく。

ひとしきりアッパーに盛り上がったあとで、滑らかにチルの(3)にいく流れも良い。

この盤は細野のソロと言うより企画盤のイメージが強い。あんまり気を入れて聴く盤じゃなく、フロア向けかもしれないが・・・たまに聴いている。浮かんでは消える音構造が絶妙な構成で、たんなるDJミックスとは一味違う妙味を感じる。

リイシューあれこれ

タワレコのリイシューページを見てたら、面白そうなのが色々。

マヌ・ディバンゴ "アフロヴィジョン"(1976)CD化がまず嬉しい。一曲はLP収録のロング・バージョン収録と言う希少性も。こんなテイク残ってたんだ。

日本ジャズの〈Dig Deep Columbia〉もラインナップが興味深い。
(1)山下洋輔『ライヴ&ゼン…ピカソ +5』<初CD化>
(2)山下洋輔『イン・ヨーロッパ 1983 - complete edition -』
(3)ベニー・ウォレス with 山下洋輔『P.S. アイ・ラヴ・ユー +1』
(4)坂田明『ポチ』<初CD化?>
(5)原田依幸『ミュー』<初CD化>

(1)~(3)は未発表テイク付の付加価値が嬉しい。(5)は翠川敬基も参加。一枚2500円くらいと、高めの価格設定がうーん、だが。イニシャルで廃盤になるとしたら買った方がいいよなあ。

独enjaのストレート・リイシュー廉価盤シリーズ第四弾も。

アブドゥール・イブラヒムの"ミンディフ"(1986)が悔しい。こないだ買ったばっか。
enjaは80年代のレココレ誌で片っ端からレビューしてて玉石混交のイメージあるが、ときどき妙に絶賛されてたんだよな。今回も聴いたことない盤ばかりだが、一枚千円か・・・。

イースト・ウィンド40周年記念のリマスター廉価盤も一枚千円。
ダラー・ブランドの"アフリカン・ブリーズ"(1974)は聴いたことない。日本のライブ盤なんだ。菊地雅章と日野皓正の東風"ウィッシズ"(1976)も興味あるな。

フュージョンは仮想敵みたいに聴かないで来たが、この歳になると一回りして聴いて見たくなることも。ボブ・ジェームス主宰のTappan Zee盤が一枚千円でリイシュー。
スティーヴ・ガッドを手がかりに(他にも山ほど参加してるだろうが)、スタッフがらみのリチャード・ティー1stソロ"ストローキン"(1979)や"ナチュラル・イングリーディエンツ"(1980)辺りは聴いて見たいかな。

クラシックの頁もツラツラ見てたら、マリー=クレール・アラン(org)の22枚組ボックスってのが廉価盤で面白そうだ。バッハだけでもおなか一杯のオルガン曲、いろんな作曲家を集めたこのコンピって楽しめるかも。

ミケランジェリ

クラシックの素養ないもので、初めて知った。たまたま菊地成孔と大谷能生による水曜Wantedのログをニコニコで聴いてたら、かかった。聴いてて、ビックリ。凄く冷徹で綺麗なピアノのタッチだ。

この06年3月22日放送、3:16あたり。「4つのバラードOp.10」がかかる。しかしこの放送、もう10年近く前か・・・。

ミケランジェリの盤をAmazonで調べてたが、グラモフォンの「子供の領分」盤はLPでジャケット見たことあるな。聴いたことなかったけど。

Amazonで廉価盤ボックスが何枚か出てるが、ピンとくるのが無い。週末にユニオン行って、棚を見てこようかな。
ミケランジェリの経歴を知らずWikiで調べたら、ブゾーニにも興味出た。

どうせだったら"調性の無い"って前衛曲を聴いて見たい。「ソナチネ第2番」でいいのかな。

これがブゾーニ自身の演奏だろうか。
いやはや、試聴が簡単な時代だ。昔は、とりあえず盤を買わないと聴けなかったのに。