ブエナ・ビスタの新譜

"Lost and Found"が英ノンサッチから2月15日にリリースらしい。レーベルのサイトに何も情報が見当たらない。もっと派手なプレ宣伝はないのか。
この記事によるとアルバム・タイトル通り未発表曲集。イブラヒム・フェレールやオマール・ポルトゥオンドなど、ブエナ参加の主だったメンバーが参加とあるが、ブエナ・ビスタ名義での録音か、各ソロの発掘音源か、詳しいことは分からない。

"Buena Vista Social Club"(1997)から18年もたつのか。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の映画は封切り時に見に行った。ライ・クーダーの名前に惹かれたか、中村とうようの影響だったか詳しいことは覚えてない。
内容は良くわからなかった。ストーリーがイマイチ頭に入らず、ライは全く活躍せず。というか、ライは要らない、と思った。

ブエナは1曲目の"Chan Chan"が、とにかく頭へこびりついた。「パラマカニ♪」と。
アコースティックの大編成ながら無闇に分厚く無い。もちろん響きの奥は深い。
ベテランによる一昔前のキューバン・ラテンは、優雅に響いた。
聴いてて毎度感じるイメージがある。一本のひもが斜め上に引き渡され、そこにつかまりつつ、ゆったりと体を揺らす幻想だ。通奏高音みたいなものを、常に耳の奥に感じる。

ひさしぶりにブエナを引っ張り出して聴いている。ミドルからスロー、切なげに緩やかなグルーヴがぷんぷんと茶色く香る。パーカッションとギター勢の拍裏をゆすぶる強靭さが心地良い。
映画を見たとき、「この音楽はぼくの歳だと、まだ早いな」と思った気がする。約20年たった今、まだ自分の歳にぴったりくる気がしない。そういうものなのか、単に成長してないのかは知らん。

しかしブエナのブランド名義で、こんなに関連アルバム出てたのか。知らないのばっか。