DJの頭の中?

Fred Pの3時間半にわたるロング・ミックスの映像が英Boiler Roomのサイトに上がってた。今、BGMで流してる。ハウス系、かな?URLは、こちら。

どっかのレコード屋が会場みたい。観客は少なく、ほとんど聴いてなさそうな静かなノリが不思議な光景だ。ネットで調べるとFred Pってその筋では有名人みたいなのに。確かに何人かは、ひそかに視線をDJへ送ってるけれど。

Fred PはBlack Jazz Consortiumのメンバーで10年単位のキャリアがあるDJらしい。
日本語プロフィールとインタビューはこちら。http://jp.residentadvisor.net/feature.aspx?2307
Black Jazz Consortium名義のサンクラはこちら。https://soundcloud.com/black-jazz-consortium

映像を見てると、DJプレイは実に細かい。ロングミックスのため、丁寧にピッチや音色を変えてるようだ。それでいてメインの左右切り替えフェーダー操作が分からぬため、いつの間にか曲が切り替わっている。
つまり、非常にじれったい。例えばギタリストの速弾きはネックを踊る指見て、おお、すごいと直感的にわかる。
ピアニストの超絶技巧は、たとえ鍵盤上の指先が見えずとも体の動きで感覚的にわかる。
たとえDJでもヒップホップのスクラッチ曲芸ならまだわかる。がつんがつフェーダー動かすとことか。

しかしこの手のロングミックスは切れ目なく滑らかが身上のため、そもそも気づかせたらダメだろう。ということで、つまみ操作は実に慎重。ターンテーブルを幾度もいじって回転数か頭出しの箇所を何度も確認し、音質もヘッドホンを幾度も外しながら出音とモニターを確認する。
つまり・・・何やってるか分からないので、むちゃくちゃもどかしい。

PC操作の音楽を聴いてるときと同じ気分。DJプレイを聴いてるのも良いが、ほんとうは本人によるオーディオ・コメンタリーの解説を聴きたい。
「このとき、次にアレをかけようと思ったんだ」
「高音の音質を弄ってるだろ?ちょっと次の盤はキツくて上を鈍らせてたんだ」
「ほら、ここだ。このポイントに併せたかった」とか。

もしくは第三者の解説と実況でもいい。
「あっ、今の部分で切り替わりました」
『ちょうど繋ぎを軽くリバーブかけてカブせましたね。彼の得意技ですよ』
「レコードをいったんタンテから下ろし、別の盤に変えました」
『BPMが似かより過ぎたので、あの09年の限定盤12インチで大胆なテンポ替えが狙いでしょう』とか。・・・面白いと思うんだがなあ。

Manu Dibango

何となく聴きたくなった。マヌ・ディバンゴはカメルーンのサックス奏者でアフリカン・ファンクの勇者。 "Soul Makossa"(1972)のヒットを当時に飛ばした。
じわじわ忍び寄るグルーヴにサックスをぶいぶい載せる楽曲。これはこれでカッコいいが、ヒットの要因は良くわからず。ちなみにこの曲そのものは、さほどアフリカ要素は強く無い。JB流の色が濃いな。


フェラ・クティが政治ファンクの一極ならば、マヌは逆ベクトル。より芸能スタンスを追求した。33年生まれで未だ存命、発売した盤は膨大で全貌が良くわからない。
オフィシャルのディスコグラフィーも編集盤混ぜてるっぽいし。

Amazonみるとアルバムは色々と入手可能。ボックスで体系だってはないみたい。
You tubeでオリジナル・アルバム音源はあまり見つからず。むしろライブ映像がいくつもあった。動くマヌって見たことなかったな。

Afrovision (1976)
GONE CLEAR(1979)
Balade En Saxo(2013)

全盛期は70年代頃かな、とその頃の映像を探すも見当たらない。
これは98年の映像、ポーランドにて。スムース・ジャズみたいな演奏でめげた。
演奏は気持ちいいから、別の機会に聴こう。

聴きたいのはこういうファンクなんだ。洗練された粘っこいやつ。
この曲はたぶん1976年にオランダで出たスプリット盤12"シングルの曲。

違う意味でこっちの音楽は面白かった。ナイジェリアの大物、キング・サニー・アデとの共演。テンポはゆっくりめだが、アデにすっかり主役の座を持ってかれてる。よく言えば、柔軟。
世界各国のアフリカン・ヒーローと共演した"Wakafrika"(1994)に収録の曲だ。この盤聴いたことないな。買おうかな。

この映像はかっこよかった。どっかタルッと隙ある空気が特徴だ。
サックスはフュージョンだが、リズムはアフロ・ファンキー。いつの映像だろう。

と、取り留めのない日記でした。

本邦初訳

いわゆる古典って、あらゆるものが邦訳って済んでると思ってた。今回、岩波文庫からの出版情報見て、ちょっと意外。

"ビヒモス"ホッブズ:著 (岩波文庫) が今月に発売、、本邦初訳だそう。ホッブスって・・・確か、世界史に名前でてきたよな。だれだっけ?って程度の知識だが。内容紹介見てたら、むくむくと好奇心がわく。
ちなみに原書の初版は1681年。17世紀か。日本だと徳川綱吉のころ。翌々年の1683年が八百屋お七の天和の大火とあった。

内容は対話形式で「1640―50年代のイングランド内戦の勃発から王政復古までをたどった同時代史」だそう。対話形式ってのが良い。今のビジネス書で対談式って非常に読みやすい。なら17世紀の本でも読みやすいんじゃなかろうか。

イングランド内戦とはWikiによると「最初は国王vs議会。勝利した議会内で対立が起き、議会 vs 軍/民衆の構図へ変化。最終的に英国王を処刑、共和政樹立で決着」という。今読んでも面白いんじゃなかろうか。

こういうのって、プラトンと同じように読んでるうちに集中力が続かなくなると思うが。翻訳だよね、問題は。
萌え萌えな翻訳文で思い切り読みやすくして、「イギリス版ベルサイユのばら」って煽ったら売れないかな。読みやすそうだし。フランス革命はWikiによると「絶対王政を倒して、立憲王政から共和制へと展開」とあるから、似たようなものじゃない。・・・だめ?

今のBGM:シューマン 弦楽四重奏1番(op.41)
 日帰り出張で疲れた。なんか弦楽四重奏で癒されたいな、と適当にBGM。i-tunesのMP3に演奏者タグをつけ忘れたらしく、誰のいつの演奏か分からない。
 シューマンの本作は1842年にまとめて3作品書かれたのみという。シューマンって甘やかで生真面目って思い込みあるが、実際はどうなんだろう。

 本作はざくっと荒々しい弦の響きをそこかしこに感じる。特に第四楽章の鋭い響きが癒される・・・わけでもない。元気出てくるような曲だ。

明田川荘之:ライブ映像

気づかなかった。明田川荘之の映像音源が、先月にAketagawaMuseum名義のアカウントで2本アップされていた。他にも最近のライブ映像が色々Youtubeにあり、まとめて紹介します。

 Aketa Schuricht Ocarina Ensemble名義。演奏曲の"Small Papillon"は明田川のオリジナルで、昔から馴染み深いもの。フロントにオカリーナが3人、g/b/pの変則編成での音源。先月の"アケタ・オカリーナ祭り"として数日間にわたり行われたライブから、14年11月11日の映像。
 中盤で明田川の長尺オカリーナ・ソロが入る。メンバーは、明田川荘之 (p,オカリーナ) 宮野裕司、土屋孝彦、明田川真由美 (オカリーナ)、望月英明 (b) 津村和彦 (g) 

 同日のライブ音源より、もう一曲。スタンダードの枯葉を演奏した。

 明田川荘之と娘の歩による"第8回あづまね山麓オータムジャズ祭"での演奏。

 同じデュオ編成で、こちらはアケタの店40周年ライブより。2014年4月5日、夜中のライブ。

 40周年のライブより、冒頭と同じ"Small Papillon"を演奏した。2014年5月31日のライブで、メンバーは明田川荘之 (p,オカリーナ) 伊勢秀一郎 (tp) 青木タイセイ (tb) 津上研太 (as)松本健一 (ts) 榎本秀一 (ts) 加藤崇之 (g) 畠山芳幸 (b) 楠本卓司 (ds)。 同じ日のライブがもう2本、上がってた。まず"室蘭アサイ・センチメンタル"。
 そして名曲、"エアジン・ラプソディー"。

 これはピアノ・ソロで40周年記念の一環、14年5月31日の深夜ライブより。ピアノの横から取ったアングルが嬉しい。普段、見れない視点だから。

 上の前日、5月30日に石塚俊明 (ds) 鎌倉淳 (映像作家) 明田川荘之 (p)で行ったライブも3種類、音源が上がってた。

 これは吉野弘志がリーダーのセッションで、明田川の曲"Aketa's Blues"をやってる。他のメンバーは、纐纈雅代(TSax)、明田川荘之(Pf)、楠本卓司(Ds)。2014年7月4日に「アケタの店」にて。

 同じ日の音源から、"My Favorite Things"。

うーん、どれもこれも見逃してるライブばかり。そう考えると悔しいなあ。

アナログ復権?

投票終わり。結果はいかに。俺の選挙区は20時の段階で当確出るから、対して面白くない。
ということで別の話題。ベックの"Morning Phase"聴きながら、本盤の情報検索してたら面白い記事に行き当たった。

アメリカの2014年LPレコ売り上げ記事があった。
ここにきてLP売り上げが急増してるという。一位がジャック・ホワイトで7万5千枚。5位にベックの"Morning Phase"が入ってた。2万5千枚。少ないが、多い。いちおう80年代にLPを聴いた世代としてはこの枚数レベルだと寂しい。売り上げを語るなら、二桁足りない。

で、日本はどうだ。日本レコード協会の統計データが興味深い。LPの売り上げは?
10月現在で13万7千枚。前年比152%。伸びてるな。母数が低いけど。

どうせ所有ならLP、とかプレミア・グッズにLP、とか。DLコードついてるし飾るならLP、とか。いろんな意味でLPに価値観見出す人がいるのかもしれない。

マスターがデジタルならLPにしても、面白くもなんともないと思うのだが。
アナログ・テープにレベルぶっこんで歪ませろ。

おまけ。世界のLP売り上げ回復をまとめた日本語記事があった。