プレミアム牛めし

松屋へ牛丼を食べに行った。「別にプレミアムじゃなくていいや」と思ったのに、自販機には通常の牛めしが無い。実質の値上げじゃん。

仕方ないので食べてみたが、味の違いが分からない・・・ゴマ胡椒が香ばしいが、普通のメニューにも全部この香辛料が付いてくるから、別にスペシャル感も無い。
なんとなく玉ねぎが多そうだが、気のせいだろうし。

どの辺がプレミアムなのか、味が分からぬ自分が悔しい。

SANTINO"Letters To You"

数時間前にDatpiffにアップされた、サンティノ初mixttapeが"Letters To You"。ぱっと聴いて気になったのでメモ。イタリア系白人、かな?不穏なムードは東海岸風、パーティ的な明るさも併せ持つ。
回転数落として酩酊ムードを醸しつつ、基調は小刻みなビート感が味のようだ。

サンティノの経歴は良くわからない。たぶん、ここが一番詳しい。
フロリダ出身の17歳。Youtubeで動画投稿しつつ、フェイスブックやツイッターでつながる活動形態のようだ。

mixtapeのDL先はこちら。既にスポンサーがついており、ログインなしにすぐZIPが落とせる。13曲入り。

プロデューサー群にBeeks Vybe,mjNichols,Taz Taylorのクレジットあり。客演ラッパーはBlack He$u$とMeLan。不勉強で、誰一人知らない。

サンティノの動画で、これがヒット数多いかな。昨年10月公開で12万ヒット越え

"I'd Like To Take You Home"

ラスカルズを久しぶりに聴きたくなった。日本でラスカルズと言えば、絶対に山下達郎を避けて通れない。彼がラジオやライブを通じて熱心にアピールしなければ、今の知名度には行かなかったと思う。
ラジオのテーマ曲で流し続けた"Groovin'"(1967)達郎カバーとか、ライブで幾度か取り上げた"How can I be sure"(1967)とか。

ラスカルズであと代表曲なら"Good Lovin'" (1966,Lemme B. Good & The Olympicsのカバー)や"People Got to Be Free"(1968)あたり。
アルバムならば上記は全部入ってない、"Once Upon a Dream"(1968)。ぼくはだいたい、この辺までしかろくにラスカルズを聴いてなかった。

せっかく達郎監修のラスカルズBOXあるしな、と今日は"See"(1969)を聴いていた。マグリット"大家族"がジャケットのやつ。ふと耳に残ったのが2曲目"I'd Like To Take You Home"。

バンド・アレンジだけど緩やかなテンポの小品だ。クルクルと舞うようにメロディが動き、サビで譜割を詰めて畳み掛ける。サビの感じやメロディ感から、達郎の"言えなかった言葉を"を連想した。こちらは"Spacy"(1977)に収録。パクリとかでなく、あくまで要素の一つとして。なんか流れが繋がった気がして、楽しい。


"Phaedra"と新しいサンダル

サンダルが壊れた。数年履き続けたが、躓いた感じで足元見ると、アウトソールとインソールの接着剤がはがれてベコベコ。しかたなく街へ買いに行く。
音楽と違って、洋服と靴の趣味はかなり保守的だ。できればまったく同じものが欲しい。とうぜん、そんなものは無い。何でこんな色んなデザインあるんだ。

めんどくさい、適当に値段見て安めのやつを買った。あとは靴へ足を併せよう。前のサンダルは妙に起毛した感じのインソールが、足裏を柔らかく包んで気にいっていた。
あっという間にヘタって、数か月後にはペラペラになったが。
それでも数年履き続けたのは、いつか起毛しなおさないかな、と思ってたから。当然、なりはしないが。
今回買ったのは・・・どんなだっけな?覚えてない。まあいいや。

さて、今のBGM。レコ屋に寄ったがピンとくる盤が無く、無性に手持ちの盤を聴きたくなった。
Tangerin Dream"Pheadra"(1974)。とはいえあまり、タンジェリンは詳しく無い。YMOデビュー時、「プリ・テクノ世代のバンド」と紹介で80年代に名前を知りつつも、実際に音を聴いたのは数年前だ。

本盤はヴァージンに移籍し初、バンドとしては5thアルバムになる。エドガーほか3人編成で、シーケンサ多用で当時は先駆的な盤だったらしい。今の耳で聴くと、シーケンサすら温かい音色で、ほのぼのしたムードが漂う。

過去の盤を味わうとき、耳の立ち位置に迷う。当時の先駆性を意識か、深く考えず今の価値観で聴くべきか。ただでさえリッピングしたmp3だから、音のエッジや奥行は甘い。
こういう音源聴いてると「音楽観賞の環境って、何だろ」と考えてしまう。

ハイエンド・オーディオ環境を整える金もスペースも無い。整えたところで、安っちいマスタリングのCD聴いてもしかたない。LPでもオリジナル原盤でないと、意味が無い。
そもそも自分の耳が、そこまで鋭いとも思えない。

ちょうど今、"Movements of a Visionary"の冒頭が流れてる。ぴゅぴゅぴゅ飛び交う電子音のリバーブ感が心地よいが、はたしてこれはミュージシャンの意図を聴き取れているのだろうか。

詮無いことに行数を使った。"Phaedra"は即興的に作られたらしい。たしかにシーケンサーのミニマリズムが全編を覆い、メロディはごくわずか。しかし繰り返しの単調さを強調が前提ではない。その点で、クラシカルな電子音楽と異なる。
あくまでも音像の浮遊さを狙ったアレンジで、幾層にも積み上がったシンセのレイヤーが酩酊感を誘う。

楽曲の中心を探してるうちに繰り返される音が消えてゆき、新しい音色に変わる。いつの間にか捉えられた音迷宮の中を、気持ちよく漂っている。

"Bong Bong"

通勤中に聴いてて、"Bong Bong"のリズム・センスに惹かれた。今日はその話を。
実はぼく、ラップを長く聴いてると飽きる。踊るでもなく歌詞にのめり込むでもなく、ぼおっと気持ちアゲる目的で流してるため。だいたいトラックのビート感とアレンジやサンプリングのセンス、ラップの揺らぐリズムを複合で聴いてる。気持ちにそぐわないとひたすら単調だが、たまにピンと来たらグイグイと気持ちがアガる。だからラップを細々と聴き続けてる。

"Bong Bong"はWu-tanの司令塔、RZAが2ndソロ"Digital Bullet"(2001)へ収録。買った当時は、この曲の魅力に気づかなかった。Wuのソロ2週目から惰性で買ってたし。

まずYoutubeで曲を聴いてみてください。

小節感あるのに明確な拍頭をつかみづらい。感覚的に分かっても、ビートがジャストで鳴らず、ふっと梯子を外された感じ。
ベースが極低音でうねりを出し、2,4拍の頭で鳴るビートが軸だ。それでも周辺でチョコマカと小刻みに響くパーカッションが、妙な不安定さを演出した。
そしてサンプリングの軸は三味線っぽい響き。たぶんRZAはオリエンタルな神秘性を狙ったんだろう。

ラップの浮遊感が、なんとなく前のめりに空気を動かす。しかし細かなパーカッションがつんのめらせる。ゴー&ストップが頻繁に重なる本曲の魅力は刺激的だ。
本盤収録の他の曲では、ここまで極端に不安定なグルーヴは作らない。だからこそ、この曲の異物感が強烈だ。

客演ラッパーはキラアーミーのベレッタ9と、正体不明のMadame Cez。後者もWuファミリーらしいが、他の盤参加を見つけられず。

Thing-Fish

細野晴臣"Philharmony"の感想書こうとして、気が変わった。もいっちょザッパを。

"Thing-Fish"は84年発表、41作目のLP3枚組。当時タワレコ渋谷で1本仕入れあり迷ったあげく、結局買いそびれた。

ザッパのアルバムで苦手な部類に入るのが、これ。カラオケをバックにひたすらアイクが朗読してるだけって印象なため。もともとザッパの歌詞やコンセプトへ興味さほど無く「過去トラックの再利用か」と思い込み、ちょっと聴いて棚に放り込んでいた。
実際に聴いたのは86年のCD盤と思う。

記憶が正しければ、最初に本盤を聴いたわけじゃない。"YCDTOSA Sampler"(88年)LP2枚組が先。この"The Evil Prince"ライブ版を聴いて、オペラティックな展開にメチャクチャ惹かれた。ようやく"YCDTOSA 4"(91年)で本ライブ・テイクのCD化は嬉しかったな。

"The Evil Prince"がきっかけで、ようやく"Thing-Fish"のCD買ったのが89年かそこら。
で、冒頭の感想に戻る。アイクの声が、でけえ。このミックス、何とかならんのか。
あと本盤は過去曲の再録が多い。当時の印象だと、よけい寄せ集め感が満載。
「俺のファンは同じ曲を何度も聴いて、違いを探すのが好きだ」とザッパが言ってたらしい。とはいえ駆け出しファンにそんな根気無い。使いまわしかよ、とよけい興味薄れた。

肝心の"The Evil Prince"は1分足らずと、超短い上に朗読の対話だ。なぜ本曲がライブだと、ドラマティックでミュージカル風の7分及ぶアレンジに変わるのか。ザッパのセンスは凄いな。

さて今、"Thing-Fish"を聴きかえしてる。20年ぶりくらい。やっぱアイクの声がデカい。でも伴奏は使いまわしじゃない。あちゃー。聴き洩らしてた。シンクラヴィア混ぜつつ、妙にジャジーなアンサンブルを構築した。これはこれで、他のザッパの盤に無いアプローチかも。曲で言うと"Yo Cats"系か。

Amazonレビュー見ると"Thing-Fish"絶賛の人もいる。とはいえやっぱ僕は本作が苦手。コンセプトも歌詞も興味無いし。
ザッパ流のミュージカルとして聴けば、評価は変わるだろう。耳を澄ませば、演奏の妙味も味わえる。そこまでするより、別のザッパの盤を聴くのが楽だけど。
ぶっちゃけ今回も途中で飽きた・・・また改めて聴き直そう。

バッファロー

"Buffalo"はザッパ死後の07年にリリースされた、80枚目のアルバム。80年10月25日のNew York公演を収録した2枚組だ。ざっと聴いて棚に放り込んでたが、ひさびさに聴きかえして、ぶっ飛んだ。

ちょうど"Stick It Out"の各テイクを聴き比べで本盤に行きついた。何てテンポだ・・・ヴィニーの凄まじいドラムに圧倒された。バンドはタイトだし、アルバムのテイクとアレンジは細かく変わってる。いったいザッパ・バンドは、どんなリハーサルしてるんだ。

"Andy"のアレンジも細かく変わってる。ギュッと寸を詰めた感じ。トミーの鍵盤とアーサーのベースが丁寧に和音を紡ぐ。これもザッパの譜面かなあ。

この夜の一週間前、10/18公演の"Easy Meat"ギター・ソロが抜かれて、"Shut'n~"の"Hog Heaven"になった。そう思いながら聴くと、本盤でのギター・ソロもなんとなくムードが通底する。というか、この曲でのソロは譜面みたいに妙な構築性ある。
そしてバックのドラムはとにかく叩き放題。それが絶妙にかっこいい。

なおGoogle翻訳で"Stick It Out"を独→英訳したら、微妙に歌詞が違ってて面白かった。独→英語でも微妙にニュアンス違うんだ。

新譜と未知の違いは

"インド音楽との対話"田森 雅一:著(青弓社:1990)と、雑誌"Winkle VOLUME01"(ネコ・パブリッシング:2014)、"チャーリー・パーカー (KAWADE夢ムック 文藝別冊)"(河出書房新社 :2014)を立て続けに読む。
インド音楽への興味、ジャズ・ドミューンズやシミ・ラボのインタビュー、「なぜ今パーカー」かと菊地や大谷の対談、がそれぞれの目当て。

最初の本は、後半でのラーガ解説が興味深かった。さっそくBGMにラーガを流す。北と南インドの違いとか、ややこしいとこは分からない。ターラを耳で探しつつ、どのへんがアーラープでガットがを想像してみる。

次にバードのアドリブはフレーズだけでなく、タイミングや強弱も重要と知り、サヴォイ時代の盤を聴いてみる。途中で出てくるマイルスのソロも「じゃまだ、俺はバードを聴きたいんだ」と思いつつ。ベネデッティじゃあるまいし。そういやダイアルをまともに聴いたことないし、ベネディティの箱も未聴だ。

最後に「ヒップホップの新譜を追いかけた経験、無いなあ」と気づく。昔に出た限られた何枚かだけを繰り返し聴いており、ラップの流行のスピード感に追いつけて無い。
どっかにナイスな新譜紹介サイトは無いか。

ふと気づくと、聴きたい音楽が山盛り。今を横に広がるか、過去にさかのぼるか。そしてその過程で自分の好みを聴き分けることになる。
聴きたいものだけを繰り返し聞く、のも当然有りだ。楽しいけど、迷走だ。。

今のBGM:Le$ "Come Up Feat.Cookin' Soul,Curren$y"(2014)
 DJbooth.netの記事"10 Must Have Hip-Hop Downloads of the Week (7/11)"より。
 ざっと聞いたが白人黒人、ギャングスタにラテンにハードコアにパーティと見事にバラエティ富んだ10曲だ。この手のチャートを聴くのが楽と分かっているのに。
 「人の指図は受けねえぜ」と自分でミックステープを漁ろうとし・・・量の多さにメゲて挫折する。ヒップホップは、その繰り返しだな。で、疲れて耳馴染みの盤へ戻るという。
 
 10曲の中ではこのLe$ "Come Up"って曲が好みだった。粘っこいビートにまくしたてるラップがカッコいい。試聴やDLはこちら
 Le$はテキサス州ヒューストン出身、The Boss Hogg Outlawzのクルーらしい。過去のMixテープ集ページもあった。
 冒頭のDJbooth.net"10選"記事"ではあと、Cozz"Knock the Hustle"も不穏なビートとジャズをサンプリングしたループが悪くない。
 別に好きな曲を1曲に選ぶ必要ないか。ここで試聴やDL可能。

Benny Golson - Blue Streak

通勤中のBGMが決まらない。今日はモダンジャズを聴いていた。ドラムのカッコよさに燃え上がった曲を紹介して、日記に代えさせて頂きます。

Benny Golson"Blue Streak"は7thリーダー作"Gettin' with It"(1960)収録。
59年12月23にNJのゲルダー・スタジオ録音で、プレスティッジのサブ・レーベル、New Jazzからリリースされた。

サイドメンは以下の通り。
Curtis Fuller - trombone
Tommy Flanagan - piano
Doug Watkins - bass
Art Taylor - drums

ぼおっと聴いてたが、ドラムのセンスが凄い。左でハイハット踏みつつ、右手はライド・シンバル。左手のスネアはおかず程度、ほとんどシンバル・ワークだけで突き進む。とにかく左のリズム感が凄まじい。裏で踏まれるビートの、タイトなことよ。

最初、拍裏で聴き「なんだ、ずれるじゃん」と侮った。ふと気が付いて、表で取ってみる。ずれてねえ・・・裏でぼくが追えてなかった。リズム感悪いのは、俺だ。

涼しい顔でキッチリと刻み続ける左足に、繊細なシンバルを重ねる右手。だからこそ、たまのフィルが素晴らしく効果的だ。
フロントのソロなんか、もはや耳に入らない。ひたすらリズムを追い続けてた。
このアルバム全体で、アート・テイラーは小気味良くも強靭なシンバルを提示し続ける。べらぼうに、かっこいい。

このテイク、Youtubeにあがってた。

復活ポール分析

日本と韓国公演を体調不良で飛ばしたポールが、NY州アルバニーのTimes Union Centerでライブを行った。3時間越えというセットリストがsetlist.fmにアップ、さっそく曲目を分析してみる。


結論。前の日本公演から「曲が増えてる」が、基本は変わらず。
中盤のアコースティック・セッションで"I've Just Seen a Face"と"We Can Work It Out"の間に、最新アルバム"NEW"から"On My Way to Work"を加え、ダブル・アンコールで"When I'm Sixty-Four"を足した。
ただ後者は「verse for marriage proposal」とコメント付きのように、お遊びみたいなもの。映像もあった。

手術前と変わらないっぷりを魅せたポールだが、するってえと東京公演が仮に行われても、あまりセットリストは変わらなかったって事?この辺、謎が残る。間おかずに来日公演だけに、いろいろ趣向を凝らすってコメント読んだ気もするが。

この後もツアー続くらしいが、セットリスト変わっていくといいなあ。